カルダリ連合が国境封鎖を解除
2017-06-26 17:24 スコープ、リナ・アンバー
ニューカルダリ発-代表取締委員会が3月22日から続く対ガレンテ国境封鎖の解除を決定し、ガレンテ・カルダリ国境を行き交う非カプセラ船の流れが3ヶ月ぶりに復活した。
代表取締委員会はガレンテ船籍の非カプセラ船およびガレンテ市民権を持つ非カプセラを対象に、ガレンテ・カルダリ国境の封鎖措置をとっていたが、本日ニューエデン標準時正午をもって国境封鎖命令を撤回した。国境封鎖を解除するかどうかは委員会で採決にかけられたものの、封鎖の続行を支持したのは八大企業のうち2社だけだった。
ここ3ヶ月間というもの、カルダリ連合へ直行できなくなったガレンテ船の3分の1以上がアマー帝国を経由し、シンクレゾンからドメインのフア、エクティ・コンステレーションを通ってザ・シタデルへと向かう航路を選んだ。その結果、帝国税関とアマー海軍国境警備隊の負担は著しく増大した。
国境封鎖命令はカルダリ国内ですら議論を呼ぶ措置だったが、ガレンテに経済的、政治的圧力をかけるという目的は達したようだ。封鎖によってカルダリ市場(ガレンテにとって最大の原材料輸出先の1つ)への輸送コストが25%近く増加したことで、多くの小規模な輸送業者や物流企業は悲鳴を上げることになった。
国境封鎖の解除には、先週金曜日に帝都ダム・トーサッドの皇宮で行われたハミデ・カドール女候と女帝カティズ1世の会談が影響している可能性が高い。交通量が増加したドメインのフア・コンステレーションはカドール家の領地と接しており、関係筋によるとカドール女候は治安上の懸念を訴えたのだという。
アマー帝国が外交ルートを通じて封鎖解除を働きかけた可能性は、ライダイ社の方針転換に対する批判でも裏付けられている。ノゴエイハヴィ社とCBD社は対ガレンテ国境封鎖の継続を支持したものの、ライダイ社は意見をひるがえして封鎖解除に票を投じた。
星間メディアからの取材に対し、イシュコネ社のメンス・レッポラCEOは次のようにコメントしている。
「ライダイ社はすっかり心変わりしてしまいました。こうなっては、国境封鎖を支持した当初の判断が感情的反応でしかなかったことは明らかです。連邦に対する敵意、イシュコネ・ガレンテ関係への苛立ちがそのような軽挙へ走らせたのでしょう」
「控えめに言っても、イシャノヤさんの落ち着きのない考え方は問題だと言わざるをえません。これはニューエデンにおける2つの主要経済、ひいては何兆人もの人々が影響を受ける事柄なのです。帝国におけるライダイ社の取引先や株主たちですら…彼らが心配しているのはアマー国内の治安問題にすぎないのかもしれませんが…自由貿易を制限しようとするおかしな方針に異論を唱えています」
ライダイ社広報部に取材を試みたが、今のところコメントは得られていない。また、ガレンテ・カルダリ国境が再び開放された一方で、代表取締委員会は現時点では連邦政府と外交関係を再確立せず、大使館および領事館の業務を再開する予定もないと発表している。
状況に変化があり次第、スコープは続報にてお伝えする。