内容
現在255名まで参加可能であるフリート上限人数を127~100名程度まで削減する
提案理由
EVEの醍醐味の一つに数百人以上が同時に参加する大規模艦隊戦があります。
しかし現状の大規模艦隊戦では数が多い方が圧倒的に有利であり、そのため数が少ない側が艦隊戦そのものを回避して戦闘が発生しないか、数が多い方による一方的な戦いとなってしまうことがあります。
またフリート上限人数いっぱいまで戦闘艦が詰まった艦隊同士の戦いでは双方ともに一斉射で敵艦を沈めることが出来てしまうため、大味な戦闘となってしまうことが多いといえます。
さらに双方ともに少しでも一斉射で撃沈される可能性を下げるために、防御性能が極めて高い一部の艦のみが使用されるような状況になってしまい、艦隊構成の多様性が損なわれているのではないかと思います。
これらの問題点を比較的簡単な方法で解決できる案としてFleet参加可能上限人数の削減を提案させていただきました。
効果と影響
小・中規模PvP艦隊(Roaming Fleet)や採掘艦隊、インカージョン攻略艦隊:参加人数が数十人程度のフリートについてはこの変更による影響はほとんどないと思います。
Standing Fleet:比較的小さい組織はともかくとして、大きい組織では複数のStanding Fleetを建てる必要が出てくると思います。
Standing Fleet内での通常活動についてはほとんど影響はないと思いますが、迎撃や救援はやりにくくなるのではないかなと思います。
もしくは1つの防衛・救援専用Fleetと複数の通常活動フリートに分かれて、捕まった人は防衛・救援専用Fleetに入って助けを求める形が流行るかもしれません。
Standing Fleetとは、ハイセク以外の比較的危険な宙域で活動する組織で、活動している人全員がとりあえず入っておくフリートのことです。)
大規模艦隊戦(ここでは100名にフリート上限人数が削減されたとします)
大規模戦においては双方ともに100名によって構成された複数の艦隊を準備することになります。
このとき艦隊一つごとに艦隊司令官を最低でも一人、可能であれば副司令官を置く必要もあるかと思います。
つまり大規模戦においては複数の艦隊司令官がそれぞれの艦隊を指揮しながら相互に連携して戦う形になります。
例えば片方の陣営が1000名動員できたとしましょう。このときその陣営は10個艦隊を運用することになりますが、(現実的に考えれば11-12艦隊程度になることが多いと思います)
10個艦隊全てが十分に活躍するのは極めて難しいと考えられます。何故なら十数人の艦隊指揮官がそれぞれ艦隊の指揮を取りながら、相互に連絡・連携するのは困難を極めるからです。
もしもう片方の陣営が800名動員した場合、彼らは8個艦隊を運用することになりますが、艦隊数が減ることによって多少は連携がしやすくなると考えられます。
つまり参加可能上限人数を制限することで、数が多い方が有利であるのは変わらない一方、数の差の影響を比較的減らすことが可能となります。
さらに100名に限定された艦隊内ではサポート艦をどれだけの比率にするか、偵察艦やタックラーをどれくらい出すかなど、255名のフリートよりも多彩な艦隊構成が活躍できる可能性があるのではないかと思います。
開発コスト
Fleetの参加可能上限人数を弄るだけですから新規に開発する部分がなく、恐らく開発コストはほとんどかからないかと思います。
コメント
個人的には数が多い方が有利であることについては全く異論はありません。ただ数だけで勝敗が決してしまう状況は好ましくないと考えています。
数が少ない側の創意工夫や艦隊そのものの練度、味方の艦隊同士の連携などによって数の劣勢を補うことが出来るような環境になってくれればいいなと思っています。