原文 Val Auroris For CSM 20 - For Faster Content and Greater Activity!
現実世界の私についてちょっとだけ自己紹介
・2007年に当時付き合っていた彼女(現在の妻)とEVEをプレイし始めました。
・太陽が燦々と照りつけるシンガポール(地図上では東南アジアの小さな点)出身です。
・年齢は40代で、仕事より家族との時間を優先するタイプです。子供たちを何とかして産業/輸送プレイに引きずり込めないか策略をめぐらしています。
・専門分野はコーポレートファイナンス、経営コンサルティング、そしてテクノロジー関連(B2BならびにB2C)です。
EVE Onlineでどんなことをしてきたか
今も昔もPvPゲームは好きですが、EVEのPvPは他のMMOよりも遥かにスリルがあると思います。10年以上前にヌルセキュリティ宙域に移住してからは、戦闘だけでなくプレイヤー同士で助け合うコミュニティにも強い魅力を感じるようになりました。かつて私が船を失ったとき、周囲のプレイヤーは私に先人の知恵を授け、とても親切にしてくれたものです。だから私も同じように次代のプレイヤーをサポートしようと、色々努力を重ねてきました。
EVEを始めた頃は、船の装備を好みに合わせて細かく変更できること、そしてすべての船がモジュール式なので、理論上はどんな戦闘にも勝利のチャンスがあるということが気に入りました。少しずつゲームに慣れてくると、小規模PvPの奥深さ、すなわち複数のプレイヤーがそれぞれの役割やプレイスタイルを持ちながら連携して戦う面白さも理解できるようになりました。
2017年にBrave Collectiveに加入してからは毎日のように色々なPvPを行い、複数の戦争における組織的なフリート、小規模グループでの自領侵入者の迎撃(ヌルセク経験の浅いプレイヤーにもオススメできる超楽しいコンテンツ)、そして純粋な遊びのローミングなどに参加しました。また、Brave Collective在籍中に初心者向けPvPグループを共同設立し、最終的にはリーダーも務めたのですが、このグループは最盛期は200人近いメンバーを抱えるほどでした。このように、私は何年にもわたって新人たちに装備や戦い方のノウハウを教え、自分の能力で担えるコンテンツであれば艦隊指揮官としてフリートを指揮してきました。DMや個人チャットで何度もやり取りする大変な仕事でしたが、新人たちがキルメールを獲得したときの興奮した声を聞くと、努力が報われる仕事だと感じました。多くの友人を作り、たくさんの素晴らしい思い出ができた時期でした。
その後、The Initiative.に移籍し、そこでも新人教育を続けるかたわら、Aurora.というコーポレーションを共同設立しました。Aurora.は当時アライアンス内でもっとも小さく資産も乏しいコーポレーションでした。まあ、現在も資産的には一番貧乏な部類だと思います 私たちは完全にPvPに特化したグループで、ソロでのローミング、小規模PvP、主力艦狩り、ワームホールを使った遠征、ある程度組織化された中規模フリートなど、幅広い活動を行っています。現在のAurora.はもはや小規模コープではなく、ゲーム内でトップクラスのPvPプレイヤーたちと連携し、zkillboardで週間キル数No1をたびたび達成しています。このことはアライアンスの仲間たちも証言してくれるでしょう。しかし何より重要なのは、コープ内とアライアンス内で築き上げた友情、コミュニティ精神、そして惜しみなく知識を分け与える姿勢です。これらこそが本当に素晴らしいものなのです。
私の専門分野
・ヌルセキュリティ/ローセキュリティ宙域のあらゆるタイプのPvP、特に小規模PvPの企画・指揮に精通しています。
・PvPを始めようとした新規プレイヤーが直面する課題を、これまで100人以上を指導してきた経験からよく理解しています。また、ソロでのローミングや襲撃プレイにおける問題点、小規模から中規模のフリートを率いてコンテンツを探すことの難しさもよく分かっています。
・PvPにおいて、どういう状況になればコンテンツが成立するかも明確に理解しています。スカイフックの襲撃、ESSの強奪、アンシブレックス・ジャンプブリッジの封鎖…さまざまな状況を攻撃側と防御側の両方から経験し、多種多様な船を飛ばしてきたからです。
・私は家族を大切にしており、仕事もないがしろにしていません。ゆえに、必ずしも面白いとは言えないゲームプレイがもたらす苦痛を実感しています。例えばヌルセキュリティ宙域ならではの退屈さ、コンテンツを探して実際に戦うまで非常に時間がかかる疲労感、あとはC2ワームホールでプラクシス2隻を使って穴潰しを行っていたときに手順を間違えた辛さとか…。
・私は敵が領土に侵入していないとき(フィラメントは修正の余地があると思います)はソロでローミングするのが好きですが、仲間と自分自身のため、PvPの新たな楽しみ方を模索するのも好きです。ドリフターNPCを攻撃手段に使ってみたり、色々な罠を仕掛けたり、あとは数で劣っていることを承知の上で、優秀な指揮官に率いられた敵性フリートに無茶な戦いを挑んでみたり。すべては「これは可能だろうか?」という好奇心を満たすためです。
・新規プレイヤーの多くは若い世代、つまり次世代を担う20代の人々です。彼らがEVEと他のゲームを比べてどこに不満を抱いているか聞いてきたので、新規プレイヤーが何に惹かれるのか、あるいは何にうんざりしてしまうのかを理解しています。
他の候補者と私の違いは何か
1.あなたには私も大手勢力の代弁者のように見えるかもしれません。確かに私はヌルセキュリティ宙域に住み、今はThe Initiative.に所属しています。現在のプレイ環境を楽しんでいますし、アライアンスも素晴らしい組織です。ただ、私は「同じアライアンスに所属しているから」という理由ではアライアンスメンバーに投票してほしくありません。私は純粋に、ゲームの健全性にとって重要だと思われる懸念や課題を取り上げていきたいと考えています。私が焦点を当てたいのは特定のアライアンスに関する問題ではなく、ゲーム全体とコミュニティの長期的な発展に影響をおよぼす問題なのです。
2.ヌルセキュリティ宙域での暮らしやPvPについて、私はこれまでに100人以上の新人を直接指導してきました。この取り組みは現在も継続しています。
3.ISKで私を買収することはできません。私の妻はゲーム内ではものすごい資産家なので。(2007年に一緒にEVEをプレイし始めたと書きましたよね? 彼女は産業家としてプレイしてきたのです)
4.時間拡張システム(TiDi)がフル稼働するような大規模戦を除けば…いや、大規模戦がすべて面白くないとは言いませんが…PvPに関することならほとんど誰とでも交流します。なので敵味方を問わず、ゲームシステムの変更やバランス調整などについて懸念を共有してくれる人が大勢います。私たちは互いに戦っていたとしても、EVEを楽しんでいるプレイヤーとしては皆同じだからです。
5.私は小さな改善を積み重ねることで、ゲームに多大かつポジティブな影響を与えることができると心の底から信じています。長年テクノロジー業界で働いてきたベテランとして、CCPのような規模の企業が限られたリソースで複数のプロジェクトを進める際、どんな困難に直面するのかをよく理解しています。
6.私は宇宙空間で誰かと戦うことを楽しみ、日々コンテンツを探しています。ゲーム内でも最高クラスの戦術理論家や、少数精鋭のPvPグループと一緒に飛べるのなら、彼らが敵であろうと味方であろうと構いません。色々な状況で色々な船を操縦するチャンスを求めています。
なぜCSM選挙に立候補したのか
EVEはサービス開始当初と同じくらいの人気を取り戻せると確信しています。というのも、このゲームは他に類を見ないSF的な世界を作り上げており、熱心なプレイヤーコミュニティがそれを支えているからです。私たちは皆、仲間との思い出を作るためにEVEをプレイしています。私はそんなEVEがさらに数十年、いやそれ以上にわたって存続するよう、自分にできることをしたいと思っています。
私はゲーム開発者ではないので、完璧な解決策につながる知識は持ち合わせていません。しかし、CSMでは自身の経験を活かし、新規プレイヤー、ヌルセキュリティ宙域、PvPコミュニティが直面している課題を明らかにして、ゲームの改善に貢献できると考えています。
私が力を注ぎたい分野
・空っぽの宙域。近年のヌルセキュリティ宙域には閑散とした星系がたくさんあります。これは多くの方が考えているとおり、現行の領有権システムの影響が大きいでしょう。しかし状況を改善するには、より汎用的に活動を促進する仕組みが、人々が色々な星系に行きたくなるような何かが必要なのです。EVE世界を活気ある状態に保ちつづけることは、ゲームの長期的な健全性にとって重要です。
・小規模グループ向けの領有権システム。これは上記の問題と関係しています。小規模グループがもっと自由に入植・成長できるようにしないと、ゆくゆくはタイムゾーンで区切られた少数の超巨大勢力だけが残り、しかも時差を利用して敵の侵攻を防ぐという面白みのない状況に陥るでしょう。停滞は良くないことであり、各種コンテンツにも深刻な悪影響を及ぼす恐れがあります。
・プレイヤーの限られた時間とコンテンツの高速化。現役プレイヤーの多くは仕事や家庭に時間を割かねばならない世代であり、1日あたり1~2時間しかプレイできないことも珍しくありません。そんな状況でプレイ時間の80%を移動に費やすのはもったいなさすぎます。また、新規プレイヤーもそんなに多くの時間を費やすほどEVEに思い入れがないので、どこかの段階でプレイをやめてしまいます。
・新規プレイヤーを獲得・定着させるためのスキルポイント増量。EVEにはもっと多くのプレイヤーが必要です。新規プレイヤーにPvPの面白さを少しでも経験してもらえれば、彼らはゲームにハマり、長期にわたってプレイを継続してくれることでしょう。新規プレイヤーに与えられるスキルポイントが以前より増えたのは確かですが、まだ十分ではありません。
ちょっとした情報と実績
・私はヴェドマクのソロ撃破数の最多記録を有しています。
・ローセキュリティ宙域における襲撃型戦艦/バーゲストのソロ撃破数でも最多記録を有しています。
・秘密工作戦艦やタイタンのバックアップを受けているイシュタル、ベクサーを500隻近く撃破しました。しかもこれは、敵方の艦隊指揮官や凄腕のPvPプレイヤーが私を仕留めてやろうと執念を燃やしている状況で達成した記録です。Fraternity.の諸君、今後ともヨロシク!
・zkillboardの記録によれば、バガボンドでの撃破数は1位、ゴーレムでは2位、パラディンでは8位です。
・小規模PvPで約15,000隻を撃破したものの、失った準主力艦の金額もタイタンに匹敵する勢いです。1位ではありませんが、かなり上位ですね。
・最近Loru Gaming(Loruは素晴らしい人です)でPvPについてのインタビューを受けました。
プレイヤーは私に対して何を期待できるか
私はEVEが停滞するのではなく、成長していくことを願っています。より多くのプレイヤーが、より楽しく宇宙で活動できるようになることを望んでいます。現実世界が忙しく、時間が確保できないためにEVEから離れてしまったプレイヤーも、ゲームに戻ってきてコミュニティの一員であり続けてほしい。仲間とともにスリルに満ちた戦いを経験し、勝敗にかかわらず忘れられない思い出を作る…一人でも多くのプレイヤーにそういう経験をしてほしいのです。
もし皆さんも同じように考えていただけるのなら、私は来期のCSMに十分な時間と労力を注ぎ、CCPがゲームの改善を進めるのに協力したいと思います。改善が実を結べばEVEはかつての人気を取り戻すだけでなく、CCPが今後10年20年とこのゲームに投資するのを正当化できるだけの収益をもたらしてくれるでしょう。
ここまでお読みいただいたこと、そしてCSM20で私への投票を検討してくださったことに感謝します。皆さんの支持・支援は本当にありがたい限りです! もし私に用があれば、ゲーム内のEVEメールか、私のコープのDiscordサーバーからお気軽にご連絡ください。詳しくはこちらのページをどうぞ。