CSM 17th候補者 Furnok Dorn

(原文:Furnok Dorn for CSM 17)

portrait (1)

我々は、理由を持ってこの旅路を始めた。自分を卑下するように聞こえるかもしれないが、君は俺に興味があってここに来たわけじゃないと気付いている。君はこのゲームが持つ可能性を信じるからこそ、ここに来たのだろう。君は平和を目の前にしてなお、戦争の可能性があることを忘れない。君は貧困を目の前にしてなお、希望があることを忘れない。君を除け者にし、それで満足するよう言い聞かせ、我々を長らく分断してきた施策を目の前にしてなお、君はいつか世界がひとつになれると信じ、可能性に手を伸ばし、より完璧なゲームになるよう石を積み上げることを忘れない。

それが今日、我々が歩んでいる旅路だ。だが、なぜ俺が立候補するに至ったか、経緯を説明させてほしい。多くの人が知っているように、俺はこの偉大なゲームで生まれ育った層ではない。約10年ほど前、EVE Onlineの世界に移住してきた。当時の俺はまだ若く、大学に通っていて、New Edenに知り合いは一人もなく、金も無ければコーポにコネも無かった。だが、とあるハイセキュリティのコーポは俺に仕事を依頼してくれた。ガラクタ運びの仕事のコミュニティ・オーガナイザーとして、週13Mで雇ってくれた。俺は内容も知らないまま、仕事を請け負った。だがこの仕事を通して、あるシンプルな、力強いアイデアが俺を動かした。俺はEVE Onlineの中で、ささやかでも世界を良くする仕事が出来るんじゃないかと。

俺は仕事を通して、EVEの近隣で最も貧しい宙域である、モルデンヒース、ローントレック、シンジケートの人々と関わる機会を得た。当時、コミュニティはスターゲートのルート変更により大打撃を受けており、俺は立て直しに向けて産業家やミッションランナーを手助けした。人々を苦しめた問題は、単にその地域特有の話では済まされないものだった。スターゲートの閉鎖を決定したのは、遠く離れた上層部だった。ステーションに人や交流が減っている原因をたどると、数千マイルも離れた場所で仕事をしている開発陣が、誤った判断で優先事項を設定していたことに行き着く。幼い子どもがローセキュリティの海賊に豹変したとき、その子どもの胸にはいかなる政治でも埋められない穴が空いていたのだ。

こうした隣人たちとの仕事を通して、俺はEVE Onlineで最も貴重な教訓を得た。そして、EVE Onlineをプレイすることの本当の意味を知った。彼らとの協働生活の3年後、俺はヌルセキュリティに向かった。手助けを求める人に対して、ヌルセキュリティがどのように機能すべきなのか知りたかったからだ。俺はヌルセキュリティで、よくラッティングをこなした。こうした生活を通じて、俺たちが大切にしている自由と平等は、意識ある有権者が積極的に行動しているかどうかにかかっているという理解に至った。俺がCSMの立候補者としてこの場に登場したのは、こうした理由があってのことだ。

今この場こそ、EVE Onlineで、EVE Onlineのあらゆる要素が集結しているときだ。ファーミング事業者、ラッティング従事者、略奪者、生産者……彼らは皆、語るべき物語を胸に秘め、円卓に自分の席を求め、「我の叫びを聞け!」と訴えている。しかし、俺は彼らとの活動を通じて、永遠の絆を育んできた。彼らはきっと、これを読んでくれていると信じている。

今この場こそ、互いに憎しみ合うことなく、異議を唱えることを学ぶときだ。これら信念は決して妥協してはならないと理解している限り、問題は歩み寄りで解決することができる。そして互いに耳を傾ける意思がある限り、相手を最悪の人物としてではなく、最善の姿で見ることができる。

今この場こそ、EVE Onlineの東西南北、すべての人々が一同に集い、EVE Onlineの住人たる品格を示すときだ。この品格が失われない限り、我々はEVE Onlineをより良く希望に満ちた世界にすることができると信じている。

今この場こそ、俺はBurn Edenモニュメントの陰に立ち、かつてDB Preacherが分断されたファミリーに対して「共に歩もう」と呼びかけたこの地で、ありふれた夢や希望がまだ残されているこの地で、同じように、今日、君の前に立ち、CSM17への立候補を宣言する。この決断は、ある意味で傲慢であり、無謀であるのは理解している。確かに俺は、ジタのやり方を完全に理解しきっているとは言えない。だが俺は、ジタのやり方をチェンジ!しなければならないと知るには十分な時間を過ごした。

どの時代もその時々で、新しい世代が誕生し、時代の求めに応じてきた。今、再び俺たちは呼びかけられている。俺たちの世代は、再び時代の求めに応じる時が来た。

そのためには、強い信念が要る。不可能に思えることに直面しても、このゲームを愛する人々ならチェンジ!できる。

俺は、人々が幻滅と苛立ちからCSMの投票に興味を失っていることを知っている。そして行使されなかった投票権が、どのような結果を招いたかも知っている。皮肉屋、上辺上手たちが議席を占め、彼らに与えられたさまざまな既得権益は、我々のCSMを彼らだけが弄べる政治ゲームに変えた。彼らは小切手を書き、我々は支払明細を見て頭を抱える。我々が陳情を書いているとき、彼らは容易に意見を伝えられる。彼らはCSMを我が物顔で独占しているが、今こそ我々の手で奪還するときだ。独裁の時代は終わった。我々は、歴史の次のページへと歩み出すときが来た。

だが、EVE Onlineが抱えている問題は山積している。どれも簡単に対処できるものではない。だからこそ、問題解決には優先順位を設定しなくてはならない。この先には、難しい決断が待っているだろう。だが、必要な改革を推進させるためにCSMが重要な役割を担っているとしても、金や計画を投入するだけでは、このゲームを我々が望む高みへチェンジ!することは出来ない。今こそ出発する時だ。共にこの難事をやり遂げよう。共にこのゲームを改革しよう。

経済システムをチェンジ!することで、ゲームの労働者が確実に繁栄の恩恵を分かち合える時代を築こう。苦労して得た利益を守り、彼らのコーポの約束通りに人々へ分配されるようにしよう。勤勉なEVE Onlineプレイヤーが、引退後の楽しみのために貯金を積み立てられるような世界にしよう。我々が所属する連合や組織の力を合わせ、このゲームの中流階級を復活させよう。

今こそ、EVE Onlineの困窮を終わらせ、躍進の時代を築くときだ。活動する意欲がある人は誰でも、仕事に繋がる職業訓練を受け、日銭を稼ぐ仕事を得られるような世界を構築しよう。

今こそ、我々は偉大な仕事を成し遂げ、未来の世代がこの時代を振り返ったとき、我々のことを誇りに思うような時代を築くときだ。

Yes we can! ただしZealotは赤色しか勝たん。

(翻訳者:4bumar Sarain)
(査読者:Walter Islands)