原文 DutchGunner for CSM 17. Highsec, lore,events, Pochven and more
皆さん、こんにちは。
私はふたたびCSM選挙に立候補します。いわゆる三度目の正直です。
皆さんの中には私のことをCSM15、16の候補者として、もしくはArataka Research Consortiumとその周辺コミュニティのリーダーの一人として知っている方がいるかもしれません。あるいは私が指揮したフリート――トリグラヴィアンインベージョンでの公開フリートや、ポクヴェン出現後のスタンディング獲得フリート――に参加したことがある方はいませんか? 私が企画したレベル5ミッションイベントやロールプレイイベントを経験した方は? もしかしたらドリフター・ドゥームズデイ対策マニュアルで私の名前を知った方もいるかもしれません。この通り、私はプレイヤーたちにEVEの様々な部分を経験してもらおうと公開フリートや各種イベントを運営しています。ニューエデンのロア(訳注: いわゆるバックストーリーのこと)から実践的なゲームシステムまで、EVEが持つたくさんの可能性へ関心を高めてもらいたいという思いからやっていることですが、私自身この活動をおおいに楽しんでいます。
EVE Onlineにおける私の経歴
初めてEVE Onlineを知ったのは2003年、ゲーム雑誌の記事がきっかけでした。私はすごく興味を惹かれてすぐにパッケージを買いました。EVEは私にとって最初のMMOだったのですが、プレイしはじめるとすぐに夢中になりました。それから長年のあいだに詐欺以外のことは一通り経験し、ある時は数か月、ある時は数年、ゲーム内の色々な環境に身を置きながら常に自分のやりたいことを探求してきました。しかし結局一番面白かったのは、他のプレイヤーと一緒に楽しみながら試練を乗り越えることでした。そんな私にとって、ハイセキュリティ宙域、Arataka Research Consortium、そしてその周辺コミュニティという組み合わせはぴったりでした。この環境ではかなり自由に動きまわることができ、CCPが実装したあらゆる(新しい)コンテンツを、興味・関心がある誰とでも一緒に体験することができるからです。
私の専門分野
今回のCSM選挙の立候補者は四つの専門分野を挙げ、持ち点を合計15点として、各分野を1~5点で評価するよう求められています。私の場合はこんな感じです。
ハイセキュリティ宙域 - 4点
イベント - 4点
ロア - 4点
ポクヴェン - 3点
これらの分野と点数は、近年私が特に力を入れていたゲームプレイをもとに決定しています。常に新しい学びと発見がある以上、私は自分の専門分野に5点満点をつけることはありません。
なぜCSM選挙に立候補したのか
私はEVEが今後予定されているアップデートから――報酬はリスクと努力に比例するというアプローチ、ファンフェス2022で発表された紋章システム、そしてプレイヤーが結果に影響を与えるストーリー連動型コンテンツ――大きな恩恵を受けると考えています。これはEVEの様々な分野とプレイスタイルを結びつけ、すべてのプレイヤーが何かをつかむ絶好のチャンスなのです。良い結果を実現するにはゲームのあらゆる部分に精通した多様性あるCSMが重要になります。候補者も特定の議題に執着しようとせず、互いに協力しなければなりません。私は自分がそういう心構えのある候補者だと思っていますし、CSMで働いた経験のある @Mike_Azariah と @Torvald_Uruz も、私が良いCSMメンバーになるだろうと推してくれています。
ストーリー連動型コンテンツに関しては、私が現実世界で何年間も大規模LARP(Live Action Role Playing)イベントを運営し、財政面の管理まで行っていた経験が大きな強みになるはずです。つまり、関係者全員に健全なゲーム体験を確保しつつ、色々なタイプのプレイヤーとプレイスタイルのあいだでバランスを取り、フィードバックを汲み上げ、面白さを損なわないようにした実績があるということです。
また、私は一歩下がって物事を様々な角度から観察し、いくつものアイデアと提案を組み合わせて最適なアプローチを導きだすことも得意としています。これも私に投票する理由の一つと思っていただければ幸いです。
プレイヤーは私に何を期待できるか?
EVEはすべてのプレイヤーに多くのことを経験させてくれる素晴らしいゲームです。私はこのゲームが30周年を迎えるのをぜひ見届けたいと思っています。また、私は十分な研究を行ったうえでCSM選挙に立候補しており、CSMが何なのか、何をするのかを誤解したまま一員になろうとしてはいません。加えて言えば、私は「報酬はリスクと努力に比例する」「選択と行動には意味が伴う」という理念がEVEの根底にあるべきだと信じていますが、これらの理念がゲーム体験の足枷になるようなことはあってはならないとも考えています。CSMメンバーとしては、ある問題に対処するために大がかりなアップデートが予定されていたとしても、結果的に別のどこか(あるいは広い範囲)に問題を引き起こすのであれば、私はそのアップデートには反対するでしょう。
私はあなたがどこでどんな風にEVEをプレイしていようと、すべてのプレイヤーに応対するつもりです。reddit、Discord、公式フォーラムは日常的にチェックしてきましたし、これからもそうします。分かりやすく言えば、 @Brisc_Rubal や @Mike_Azariah のアプローチに倣ってプレイヤーの皆さんとコミュニケーションを取る方針です。私は透明人間のような連絡がとれないCSMメンバーにはなりません。
ゲームに追加/変更できるとしたら何をする?
もしEVEで何か一つ変えられるとしたら、強力なリモートアーマーリペア能力を持つネストルの対抗馬になるようなリモートシールドブースター版新型艦を追加し、EDENCOM艦の一部とします。この船はゲーム内にたくさんの面白い選択肢を追加してくれるでしょう。それに、EDENCOM陣営で戦った・戦いたいプレイヤー、トリグラヴィアンと敵対するプレイヤーはいまだ報酬を得られていないので、彼らへの救済策にもなります。
- 私が推進したい変更内容(ゲーム全般編)
・事前に選択した期間が終わったとき、オメガクローン課金期間を自動的に延長・継続しないようにする。
・スキルトレーニングに影響する「属性」を削除するのではなく、神経系リマップのクールダウン期間を現行の12か月から1か月へ短縮する。
・サンシャインカージョンやトリグラヴィアンインベージョン(チャプター1、2)のようなグループPvEコンテンツを増やす。
・トラクタービームを使用したとき、既に対象にトラクタービームが使用されているという誤ったメッセージが表示され、正常に機能しない不具合を修正する。
・惑星がワープ中の艦船の遮蔽状態を解除しないようにする。
・容疑者タイマーが発動した際、兵器使用タイマーも同時に発動させる。ゲートジャンプやステーション入港が1分間制限されることで、容疑者プレイヤーに対するカウンタープレイの幅が広がる。
・残骸からドロップ品を盗んで放出し、盗品を別の船に回収させた場合、どちらの船にも容疑者タイマーを発動させる。具体的には、窃盗行為を働いたプレイヤーには通常の容疑者タイマーを、盗品を回収したプレイヤーには30秒間の容疑者タイマーを発動させる。
- 私が推進したい変更内容(ハイセキュリティ宙域編)
・ハイセキュリティ宙域における超大型ストラクチャの新規建設禁止。既存のものは撤去/破壊されるまでそのまま残すことを認める。
・セキュリティステータスと同じように国家スタンディングを改善する手段を導入する。ただし、この方法で改善できる上限は0.0とする。
・四大国が所有するNPCステーションは、プレイヤーの対象国家/コーポレーションに対するスタンディングが-5.0以下の場合、入港を許可しないようにする。ただし、これは上記のようなスタンディング回復手段無しに導入されるべきではない。
・セキュリティステータスが-5.0以下の場合、ハイセキュリティ宙域でテザーを受けられないようにする。
- 私が推進したい変更内容(イベント編)
・今後のイベントは2021年のミンマター解放記念日イベントと同じ形式で行われるべき。探検家、採掘師、戦闘パイロットがそれぞれの方法でイベントポイントを集め、望まないプレイスタイルを強いられないようにする。
・完了したイベントチャレンジのポイントは自動的に付与し、次のチャレンジへの移行も自動的に行われるようにする。
・イベントコンテンツの難易度を見直す。イベントに参加するためのハードルは明らかに上昇傾向にあり、プレイヤーを遠ざけはじめている。
・襲撃型戦艦はハイセキュリティ宙域のイベント戦闘サイトに進入できないようにするべきではないか。
・イベント採掘サイトの報酬ポイントを見直す。最低難易度と最高難易度の報酬が同じというのはおかしい。
- 私が推進したい変更内容(EDENCOM&ポクヴェン編)
・EDENCOMとトリグラヴィアンのスタンディングについて、通常時の上限を+5.5に変更。どちらかの勢力のスタンディングを上げたい場合は、もう一方の勢力を積極的に撃破しなければならないようにする。また、どちらかの勢力のスタンディングが+5.5を上回ると、もう一方の勢力のスタンディング上限が低下するようにする。例えばトリグラヴィアンのスタンディングを+7.0まで上昇させた場合、EDENCOMのスタンディング上限は+4.0になり、逆にEDENCOMのスタンディングを+10.0まで上げた場合、EDENCOMのスタンディング上限は+1.0になる。
・ポクヴェンの採掘サイトにおいてアステロイド間の距離を増やす。サイトに進入した船がアステロイドに引っかかってワープできない現象が起きている。
・既存の難易度とルートテーブルのまま、ポクヴェンにデータサイトと遺物サイトを追加する。
・ハイセキュリティ宙域の観測所フラッシュポイントも、ポクヴェン同様にシーガリングを制限すべき。(訳注: Seagulling。サイト内のNPCと戦わずに退避し、第三者にサイトを攻略させてクリア報酬だけ得る行為)
・EDENCOM辛勝星系の採掘ボーナスはガスとアイスにも適用されるべき。
・プレイヤーがトリグラヴィアンのウェアポストやEDENCOMのガンスターを撃ったときはスタンディングに影響が出るようにすべき。
(翻訳者: Walter Islands)
(査読者: 未査読)