原文 DutchGunner for CSM 18 - Events, Highsec, Lore and more
皆さん、こんにちは。
私はもう一度CSM選挙に立候補します。過去の選挙キャンペーンや私が組織した公開フリートを通して私のことを知っている方もいるかもしれません。立候補するのは今度で4回目。まだ当選したことはありませんが、これまで私が提案してきた改善案の中には実際にゲームに取り入れられたものもあります。
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初めてCSM選挙に立候補したとき、私はCCPがEVE onlineのロア(訳注: いわゆるバックストーリーのこと)を有効活用していないために大きなチャンスを逃していると主張しました。CCPは昨年からコンテンツ導入時にストーリーを前面に押し出す方法を取り、EVEユニバースが「生きている」と感じられるアップデートを続けています。こうした取り組みは初心者・ベテランを問わず多くのプレイヤーにコンテンツを届けるのに一役買っており、プレイヤーが明確な目標を追い求め、その努力に対してフィードバックを得るという流れを形成するうえでも大きな役割を果たしています。
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昨年、私はハイセク宙域では超大型ストラクチャの係留は許可すべきではないと提案しました。
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昨年、私はセキュリティステータス-5.0以下のプレイヤーはハイセク宙域でテザーを受けられないようにすべきだと提案しました。
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私は「新規プレイヤーが経験豊富なプレイヤーと一緒にゲームを学べる場」を実現するためにグループPvEを活用すべきだ、そうすればコンテンツ自体にも新たな価値が生まれると考えました。この考えをプレイヤーの立場から複数回プレゼンした結果、現在ではホームフロントサイトが実装されています。
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昨年のファンフェスで、私は「国家間戦争には参加したくないが四大国に貢献したい」というプレイヤーがコンテンツから取り残されはしないかと懸念の声を上げました。CCPは「影の戦争」キャンペーンを実施することで私の懸念に応えてくれました。
当選していないにもかかわらずこれだけの結果を残しているのですから、私が評議員として当選したら何ができるか想像してみてください。候補者としての私の専門分野は、イベント、ハイセク宙域、ロアです。これらはそれぞれ独特な課題を抱えているため、物事が正しく対処・導入されているかを確認する専門家が必要なのです。また、私はアビサルプルービングアリーナ、各シーズンに応じて開催されていたイベント、四大国の記念日イベントが復活すること、そして現在のストーリーを重視したコンテンツ導入が継続されることを望んでいます。加えて、私はよりダイナミックなグループPvEがゲームに良い影響を与えるだろうと考えています。そのようなコンテンツはプレイヤーにとってやり甲斐のあるチャレンジになるでしょうし、EVEという素晴らしいゲームが私たちに何を提供してくれているのか、知識と理解を深めることにもつながるでしょう。トリグラヴィアンインベージョンのチャプター1と2が良い例です。私は最近実装されたホームフロントサイトがさらに大規模なコンテンツへと発展してくれることを願っています。
EVE Onlineにおける私の経歴
私は2003年からEVE Onlineをプレイしています。ゲーム雑誌がきっかけでEVEのことを知り、当時売られていたパッケージを買いました。EVEは私にとって最初のMMOであり、何年経っても夢中にさせてくれる唯一のMMOでもあります。長年のあいだに詐欺以外のことは一通り経験しました。ある時は数か月、ある時は数年かけて、ゲーム内の色々な環境に身を置いたり、周囲としっかりした関係を築いたりしながら、常に新しい経験や探求を求めてきました。しかし一番面白いと感じるのは、他のプレイヤーと共に楽しみながら試練を乗り越えることです。そんな私にとって、ハイセク宙域、Arataka Research Consortium、そしてその周辺コミュニティという組み合わせはぴったりでした。この環境ではかなり自由に動きまわることができ、CCPが実装したあらゆる(新しい)コンテンツを、興味・関心がある誰とでも一緒に体験することができるからです。
なぜCSM選挙に立候補したのか
ストーリーを重視したコンテンツ導入を継続することで、EVEは大きな恩恵を受けられるでしょう。この点について、私はストーリーの内容を反映したプレイヤーイベントを検討し、実際にそれを企画して成功させてきました。また、現実世界では何年間も大規模LARP(Live Action Role Playing)イベントを運営し、財政面の管理まで行っていました。つまり、関係者全員に健全なゲーム体験を確保しつつ、色々なタイプのプレイヤーとプレイスタイルのあいだでバランスを取り、フィードバックを汲み上げ、なおかつ面白さを損なわないようにした実績があるということです。これらの経験は大きな強みになるでしょう。
また、私は一歩下がって物事をさまざまな角度から観察し、いくつものアイデアと提案を組み合わせて最適なアプローチを導きだすことも得意としています。私は長年かけて各方面と関係を築いてきたので、ゲームのある部分への変更が別の部分に悪影響をもたらしたりしないよう手助けできるはずです。
プレイヤーは私に何を期待できるか?
EVEはすべてのプレイヤーに多くのことを経験させてくれる素晴らしいゲームです。私はこのゲームが30周年を迎えるのをぜひ見届けたいと思っています。また、私は十分な研究を行ったうえでCSM選挙に立候補しており、CSMが何なのか、何をするのかを誤解したまま一員になろうとしてはいません。加えて言えば、私は「報酬はリスクと努力に比例する」「選択と行動には意味が伴う」という理念がEVEの根底にあるべきだと信じていますが、これらの理念がゲーム体験の足枷になるようなことはあってはならないとも考えています。CSMメンバーとしては、ある問題に対処するために大がかりなアップデートが予定されていたとしても、結果的に別のどこか(あるいは広い範囲)に問題を引き起こすのであれば、私はそのアップデートには反対するでしょう。
私はあなたがどこでどんな風にEVEをプレイしていようと、すべてのプレイヤーに応対するつもりです。reddit、Discord、公式フォーラムは日常的にチェックしてきましたし、これからもそうします。私は透明人間のような連絡がとれないCSMメンバーにはなりません。
ゲームに追加/変更できるとしたら何をする?
強力なリモートアーマーリペア能力を持つネストルの対抗馬になるような、リモートシールドブースター版の新型艦をEDENCOM系統で追加したいところです。この船はゲーム内にたくさんの面白い選択肢を追加してくれるでしょう。それに、EDENCOM陣営で戦った・戦いたいプレイヤー、トリグラヴィアンと敵対するプレイヤーはいまだ十分な報酬を得られていないので、彼らへの救済策にもなります。
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私が推進したい変更内容(ゲーム全般編)
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購入者を著しく有利にするようなアイテム・ブースターを現金販売しない。
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事前に選択した期間が終わったとき、オメガクローン課金期間を自動的に延長・継続しないようにする。
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スキルトレーニングに影響する「属性」を削除するのではなく、神経系リマップのクールダウン期間を現行の12か月から1か月へ短縮する。
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サンシャインカージョンやトリグラヴィアンインベージョン(チャプター1、2)のようなグループPvEコンテンツを増やす。
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私が推進したい変更内容(ハイセキュリティ宙域編)
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セキュリティステータスと似た方法で、海軍タグを使って国家スタンディングを改善できるようにする。ただし、この方法で改善できる上限は0.0とする。
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上記のようなスタンディング回復手段が実装された場合: 四大国が所有するNPCステーションは、プレイヤーの対象国家/コーポレーションに対するスタンディングが-5.0以下なら入港を許可しないようにする。
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私が推進したい変更内容(イベント編)
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アビサルプルービングアリーナの復活。
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各シーズンに応じて開催されるイベント、四大国の記念日イベントの復活。
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完了したイベントチャレンジのポイントは自動的に付与し、次のチャレンジへの移行も自動的に行われるようにする。
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イベント採掘サイトの報酬ポイントを見直す。最低難易度と最高難易度の報酬が同じというのはおかしい。
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私が推進したい変更内容(EDENCOM&ポクヴェン編)
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ヴォートンプロジェクターは雲状エフェクトのような破壊不能オブジェクト・装飾オブジェクトには伝播しないようにするべき。
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ポクヴェンの採掘サイトにおいてアステロイド間の距離を増やす。サイトに進入した船がアステロイドに引っかかってワープできない現象が起きている。
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遮蔽状態でワープしている艦船が惑星類に近づいても遮蔽が解除されないようにするべき。
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プレイヤーがトリグラヴィアンのウェアポストやEDENCOMのガンスターを撃ったときはスタンディングに影響が出るようにすべき。
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(翻訳者: Walter Islands)
(査読者: 4bumar Sarain)