原文 Rico for CSM 18 - QoL changes, accessibility and more
私と直接話したい方はこちらのDiscordサーバーへどうぞ。
EVE Onlineにおける経歴
私はEVEを始めてすぐ、初心者を標的にした詐欺コーポレーションに引きずり込まれました。そのコープは疑うことを知らない新人からできるだけ多くのISKを搾り取るため、使い道のない株式を売りつけたり、アイテムをひどい値段で買い叩いたりしていたのです。詐欺コープは最終的に崩壊し、被害者の何人かが集まってローセク宙域を活動領域とする新しいコープを作りました。このコープは一定の成功を収めたものの、運営方法がまずかったためにトラブルが起きて崩壊してしまいました。次に私はクラス5のワームホール住民に仲間入りして、採用担当者を務めました。やがてこのグループは他のグループと合流することが投票で決まりましたが、私は合併後の文化になじめなかったので離脱を決意し、国家間戦争をソロで楽しむことにしました。その後、かつて一緒に活動していたワームホール住民の一人にヘッドハンティングされ、彼が新たに創設するクラス2ワームホールコープの産業部門を率いてほしいと頼まれました。私はこの仕事を引き受け、コープはしばらくのあいだ上手くいっていましたが、最後は色々な理由で解散することになりました。これと同じ時期に、私はヨーロッパ・タイムゾーンからオーストラリア・タイムゾーンに引っ越しました。ふたたび所属先を失った私は国家間戦争に戻ろうと考え、過去に経験したコープの失敗を参考にしながら自分自身のコープを立ち上げました。そのコープはカルダリ義勇軍に参加したあと別のオーストラリア・タイムゾーンのコープと合併し、現在に至ります。
こうしてキャリアを積む一方で、私はESIやPython、その他色々なプログラミングの知識を駆使して私用ツールやコープ向けツールも開発してきました。さまざまな事柄についてレポートを書いたり、プレゼンを行ったりした経験もあります。
Rico Shikkokenの専門分野。誰よりも詳しいと感じる得意分野はどこか? 他の候補者と一線を画す資質は何か?
現実世界における私の専門分野は計算科学です。(計算化学と計算神経科学のあいだを行ったり来たりしてきました) データを読み解いて適切な結論を導き出すことには自信があります。それに文書作成も得意です。つまらない才能だと思われるかもしれませんが、裏方の仕事にとっては重要な技術です。
また、私は若干の色覚障害を抱えているため、ECMモジュールやワームホール(特にクラス1~3)を見た目で識別することの難しさを知っています。「EVEの中にプレイヤーの視力を試すようなものは一切あってはならない」と堅く信じています。
私はLinuxでEVEをプレイしています。公式対応プラットフォームにLinuxを加えろと求めるのは行き過ぎた要求だと理解しています。しかし、Linuxで使われている一般的な互換ツールについては、CCPもリリース前のアップデート内容が正常に動くかテストし、LinuxコミュニティがEVEにアクセスできなくなる事態を防ぐべきだと主張したいです。
主に国家間戦争宙域やワームホール宙域でプレイしてきたので、私がもっとも詳しいのはこれらの領域だと思います。産業関係のメカニクスに関してもそれなりに知識を持っています。
私は右も左も分からない初心者ではありませんが、EVEを始めたばかりの頃を思い出せないほど古参でもありません。細かな部分を改善することであらゆるプレイヤーのゲーム体験がより良いものとなり、新規プレイヤーもEVEに定着しやすくなると信じています。例えば、惑星インダストリーにコピー&ペースト機能が実装されればとても楽になるでしょう。ぜひDiscordサーバーに参加して私の考えをもっと知ってください。そして皆さんのアイデアも聞かせてください。私は皆さんの声に耳を傾け、解決すべき問題を見定め、取り組むべき課題としてリストに追加します。ただし注意していただきたいのは、私は大規模なオーバーホールは目指していない点です。私が実現したいのは細かな部分の改善や利便性の向上、バランス調整などです。
なぜCSM選挙に立候補するのか?
人間は大きな目標を追求するあまり、小さな問題を見落とすことがままあります。しかし、分かりづらいインターフェースのせいでメカニクスが無意味に複雑になれば、既存プレイヤーはイライラを抱え、新規プレイヤーはゲームから遠ざかってしまうでしょう。例えばスキルメニューを考えてみてください。CPU関連スキルを見つけたくても単に検索することはできず、EVEの知識を身につけるか、外部ツールを使うか、あるいは他のプレイヤーからアドバイスをもらうか、とにかく回り道をすることになります。私がCSM選挙に立候補したのはこうした状況の改善を訴えるため、EVEをより遊びやすいゲームにするため、そしてLinuxコミュニティとEVEコミュニティ全体を代表するためです。
プレイヤーはRico Shikkokenに何を期待できるか?
私はEVEのロア(訳注: いわゆるバックストーリーのこと)が大好きですが、ドクター・フーのコラボイベントは最悪でした。CSMに参加したら、あのようなEVEのストーリーにそぐわない企画は避けるよう訴えていきます。
私は新しい変更案について常に三つの質問をするつもりです。①それは楽しさにつながるか? ②EVEの哲学に沿うものか? ③この変更は意図せぬ結果を招かないか?
もし当選したら自分が主張する諸々についてレポートを作成し、Discordで公開しようと考えています。CCPの代表者たちと議論する際、十分な知見にもとづいた立場で臨めるようにするための下準備です。
ここまで読んでくれてありがとうございます。最後に一つ。私はフォーラムに頻繁に投稿するタイプではありませんが、もし私のDiscordサーバーに参加していただけるならどんな質問にも喜んで答えますし、何でもじっくり話し合いたいと考えています。
CCPに提案したいこと
この中に気に入らないアイデアがある? あるいは何か付け加えたい? そんな方はぜひDiscordサーバーで詳しく教えてください!
・ワームホールやECMモジュールはもっと識別しやすくするべき。現状は見た目の微妙な違いで見分けなければなりませんが、EVEで視力検査を行う必要はないでしょう。
・惑星インダストリーにおけるコピー&ペースト機能の実装。
・一部の外部ツールが提供している機能をEVEに統合すること。例えばESIを使えばどのリージョンのマーケットも確認できますが、これは最初からゲーム内で確認できるようにすべきだと思います。
・ストラクチャ係留時のタイマーについてより明確な通知を行うこと。(タイマーの分かりづらさに困っているグループがいます)
・EDENCOM艦の種類をさらに増やし、より実用的な性能にすること。
・プローブの自動配置機能。スキャン中にシグネチャをダブルクリックすると、プローブがシグネチャのまわりに自動配置される仕様を考えています。
・スキルを名前ではなく効果で検索できるようにすること。新規プレイヤーがより理解しやすくなるよう、スキルシステムのレイアウトもaideron.orgのように変更したほうがいいのではないでしょうか。
・艦船が破壊されたときに非カプセラ乗組員の脱出ポッドも描写すること。(必死に逃げようとしてるのはカプセラだけじゃないんですよ!)
・オーストラリア・タイムゾーンの英語話者向けに宣伝を増やし、より多くのプレイヤーを獲得すること。
・国家間戦争のバトルフィールドサイトと領域管理用拠点について、LP報酬のバランス調整を行うこと。
・現在の国家間戦争は戦わずにLPばかり稼ぐプレイヤーを優遇しすぎているようです。サイトからあまりにも簡単に離脱できるので、PvPという本来の趣旨がおろそかにされている気がします。
・シップキャスターを改修して独自機能を与えるべきです。現状だとタイタンのジャンプブリッジと大差ありません。あれだけ大騒ぎして完成させたんだから、もっと面白いモノであってもいいでしょう?
・新規プレイヤー向けチュートリアルにマーケットのガイダンスを追加すべきです。EVEのマーケットシステムは大抵のゲームよりややこしいんですから!
・国家間戦争関連のESIエンドポイントにアドバンテージ情報を追加すること。
・指向性スキャンのオートリピート機能。延々と同じキーを押し続けるのを楽しんでる人なんていませんよね!
・グリフィン海軍仕様の改良を検討すること。他勢力の電子戦フリゲートと比べて力不足ではないかと指摘する声があります。
・国家間戦争の合流地点サイトを攻略したら、プレイヤーが支援した国家のファクションスタンディングがほんの少し上昇するようにしたらいいと思います。
・戦闘でリモートリペアを担当したプレイヤーもキルメールに載るべきです。味方をリペアすることで敵を仕留める手助けをしたのですから、キルメールに載る権利があります。
・PvPを促進するため、接続先がクラス5/クラス6に固定されたワームホールを増やすべきです。
・弾薬補充ボタンの導入。前回出港時にカーゴホールドに積まれていた弾薬を記憶させ、ステーションでこのボタンを押すと自動補充(ハンガーに予備弾薬がない場合は一括購入)されるというアイデアです。
・見られたくない情報を非表示にできる配信モードの実装。コンテンツクリエイターがもっと手軽にゲームプレイを配信したり、動画を作成したりできるようになればと思います。
・ブックマークフォルダに保存できるブックマークの上限数引き上げ。
・コーポレーションプロジェクト機能の拡張。国家間戦争に関してより多様な目標を設定できるようになるといいですね。
・ゲーム内ポインタのサイズ調整機能。ポインタが小さすぎると感じているプレイヤーもこれで見失わずに済むはずです。
(翻訳者: Walter Islands)
(査読者: 4bumar Sarain)