CSM 19th候補者 Gideon Zendikar

原文 Gideon Zendikar for CSM 19

カプセラの皆さん、ご機嫌よう。

EVEにおける私の経歴:

私が最初に参加したのはProviBlocで、すぐにElemental TideアライアンスでFC/PvPの経験を積みはじめました。ProviBlocではヌルセクの基礎を学ぶとともに、名物FCだったrepublicovが率いる破茶滅茶なフリゲート/駆逐艦ローミングになんとか付いていこうとベストを尽くしました。所属コーポレーションがEvictusとともにProviBlocを脱退すると、私はますますFCとしての活動に力を入れるようになりました。

多くの戦闘で仲間たちを率い、またその経験によってFC技能に磨きをかけた結果、まもなく私はLegacy Coalition全体のFCを任されるようになりました。私はコアリションFCとしてFraternity.との戦争などいくつかの紛争を戦い抜き、Evictusのもとで楽しい日々を過ごしました。しかし、やがて彼らと私の方向性に違いが見えてきたため別の道を歩むことにしました。

かつてProviBlocで活動していた私は始まりの地であるプロビデンスに舞い戻りました。しかし前回と今回とでは大きく異なる点がありました。今回はProviBlocに参加するのではなく、彼らを敵に回して戦うことを選んだのです。私はThe Rogue Consortiumの一員、そして以前よりもはるかに経験豊富なプレイヤーとしてプロビデンスに帰還し、自分の得意分野に力を注ぎました。その得意分野とは、新人を勧誘し、一人前のパイロットに育て上げ、活発な新メンバーとしてコミュニティに加わってもらえるよう導くことです。

宿敵たるProviBlocを打ち倒したあとも、私はThe Rogue ConsortiumでFCとして活動をつづけました。ところがある日、EVEのような仲間と強い絆を築くゲームでは、逆に個人を狙った攻撃にさらされることもあるのだと痛感させられる出来事が起きました。Redditに私がThe Initiative.のスパイだと告発する怪文書が投稿され、コープを追放されてしまったのです。のちに告発は事実ではなかったと公に認められたものの、私は自分を迎え入れてくれた移籍先コープにとどまり、現在もそこで活動しています。

近況はこんな感じ:

私は主にテーラ星系を拠点にさまざまな活動を展開し、EVEユニバースに活気をもたらすのに一役買おうと頑張っています。一例を挙げれば、私はソロPvP振興のためにこんな動画を制作したりしています。

私がCCPに訴えたい、フィードバックを提供したいこと:

  • 宇宙の広さを再び意味あるものにする
    現在のEVEには地理を無意味にしてしまうツールが多すぎます。ジャンプドライブ、アンシブレックス、フィラメント、コンジットジャンプ、ブリッジ…スターゲートを通ることなく宇宙を横断できる手段が溢れています。近年はフリートが自分たちの領土を長々と移動する光景はほとんど見られなくなりました。その結果、ボムで奇襲する、落伍艦を襲うといった小規模グループでも戦えるチャンスが失われてしまいました。敵性フリートがワープするとき一部だけをワープ妨害フィールドで捕らえ、本隊が戻ってくる前に分断した敵艦から叩く…そんな戦い方も実践しがたいものになりました。フリートが地道にスターゲートを通って移動しなければならなかった頃は、これらの攻撃手段は現在よりはるかに頻繁に用いられていました。攻撃側が標的の移動ルートを予想し、自らチャンスを作る余地があったからです。そのようなチャンスがあったおかげで、小規模グループは密接な連携や入念な準備を楽しんだり、自分たちより規模の大きなグループと戦ったりすることができたのです。アンシブレックスはこの種のゲームプレイに特に悪影響を与えました。本件については各方面のFCからいただいた意見を元に、Redditの投稿でより詳しく理由を述べています。

  • アノマリーをブロードキャスト可能にする
    この小さな変更を加えるだけで、小規模PvPを楽しんでいる人々、特にハンター/タックラーのゲームプレイがかなり快適になるでしょう。

  • スカイフックを戦いの火種として機能させつづける
    CCPはスカイフックの仕様を所有者に有利になるよう変更すると予告しています。現在のスカイフックはしばしば所有者と襲撃者のあいだで小規模な戦闘を引き起こし、戦いの火種として機能しています。このような現地住民の迎撃と衝突を発生させつづけるには、スカイフックが守るに値するものであると同時に、盗むに値するものでなければなりません。私はアライアンス運営に携わるプレイヤーとして、また一方では日常的に小規模PvPを行っているプレイヤーとして適切なフィードバックを提供できます。

  • ヌルセクのアクティブ収入源を強化する
    アクティブなゲームプレイに限って言えば、EVEにはヌルセクより優れた金策手段がいくつもあります。例えばワームホールでNPCを狩ったり、アビサル・デッドスペースで変異プラスミドを集めたりといった方法です。そのため行動的なプレイヤーが他者との接触が起きにくい隔絶したエリアに流れてしまい、結果的にヌルセクがパッシブ収入源――プレイヤーが手をかけなくても大規模に操業できる――に依存する結果を生んでいるのです。

  • 装備価格の引き上げ、船体価格の引き下げ
    一般的なT2/メタ4モジュールを装備した船からより多額のルート品を回収できたら、海賊業は現在よりも労力と報酬が見合ったものになるでしょう。PvEの損益分岐点が変わらないよう調整すれば、PvEプレイヤーに直接的な影響をおよぼすことなくPvPプレイヤーの活動にインセンティブを上乗せできます。また、ルート品が日々の収入源として大きな存在感を持つようになれば、小規模グループに所属することに特別な利点が生まれます。グループの規模が小さければ小さいほど、戦利品はより少数のプレイヤーで山分けされるのですから。

  • 全キャラクターのデフォルトスキルセットに基本的な装備スキルを追加する
    新規プレイヤーにT2タレットを装備してもらいたいとは思いませんが、新人向けの装備を考えるときはいつも使用できるパワーグリッドとCPUの少なさに悩まされます。スキルポイントの壁のせいで新規プレイヤーとコミュニティの交流が妨げられることもあります。このような仕様はプレイヤーの定着率に悪影響を与えており、特に必要だとは思えません。

  • トリグラヴィアンとのデフォルトスタンディングを中立状態にする
    私が率いるNPSIフリートではEVEを始めたばかりのプレイヤーがよく事故に遭います。彼らとトリグラヴィアンのスタンディングが敵対状態になっているせいで撃沈されてしまうのです。こうなると新人たちはフリートに再合流するため苦労したり、あるいはコンテンツを体験しそこなったり、とにかくゲームそのものに対して本来必要ない不満を抱えることになります。トリグラヴィアンのスタンディングは知識があれば5分で調整できるメカニズムです。現状のまま維持しても意味はなく、新規プレイヤーを苛立たせて定着率を低下させるだけでしょう。

  • T1艦船のバランス調整
    私の考えでは、T1艦船は少なくともコストパフォーマンスに優れた戦闘手段として有効であるべきです。今となっては多くのT1艦船はコストパフォーマンスの面でも競争力があるとは言えません。T1駆逐艦は同じスキルセットを必要とするファクション駆逐艦に比べてかなり見劣りします。グリッド上での移動速度が遅すぎるし、シグネチャ半径が比較的大きいので攻撃も受けやすいです。さらにファクションドレッドノートの建造素材はT1ドレッドノートと同じで、追加で必要なのはBPCだけです。これではT1ドレッドノートの立つ瀬がありません。T1戦艦とT1ドレッドノートは建造コストを調整すればそれなりにバランスが取れますが、T1駆逐艦は性能調整(グリッド上での移動速度を少なくともT1巡洋艦より速くする)が必要となるでしょう。

  • メタ変化の頻度を増やす
    時にはいくつか数字を調整するだけで現状を揺さぶることができます。そうした揺さぶりがかけられると、私たちのような戦術理論家やFCたちにチャンスが生まれます。時間と労力を費やして新たなメタを解明し、いち早く状況に適応して優位に立つチャンスです。メタ変化は急速に新たな市場を作り出すため、状況に適応できる/適応する意思のある産業家にも利益をもたらします。

  • ドローンアシストの削除/調整
    多数のアカウントを一人で操作するマルチボックスは、私は問題ないプレイスタイルだと考えています。管理しなければならない操作が増えるにつれてプレイヤーは圧倒されていき、トラブル発生時の対処効率が制限されるからです。操作するアカウントが多ければ多いほど何かが起きた時はしっちゃかめっちゃかになります。ただ、この法則があまり適用されないのがドローン艦です。ドローンはアシストモードにしておけば個別に操作する必要がないので、マルチボックスの規模を大きくしても負担がそれほど増えません。大量のドローンアシストを受けた一人のプレイヤーが、小規模ないし中規模のアライアンスが動員したプレイヤーたちに匹敵することさえありうるのです。

(翻訳者: Walter Islands)
(査読者: 4bumar Sarain)

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