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8月のストラクチャ改善策
2017-08-03 14:44 By Team Five 0

不敵なカプセラ諸君、ご機嫌よう! 今回はアップウェルストラクチャの開発・改善に関する進捗状況についてお知らせします。

このブログでは8月15日の次回リリースで実装される、ストラクチャの変更点と改善点について説明します。一部は既に公開済みですが、今回はじめて明らかにする内容もあります。


◆これまでの開発者ブログ

今年の初め、私たちはアップウェルストラクチャの継続的開発に関する3つのアプローチを解説しました

・既存のストラクチャ機能の信頼性と利便性を向上させるバグ修正、パフォーマンス改善、UI改良
・キャパシタ/シールド自動回復や編集可能なbioなど、初夏に実装されたアップウェルストラクチャ共通の新機能
・今後実装されるストラクチャとサービスモジュール…リファイナリーによる衛星採掘とリアクション

これら3つのアプローチはすべて動き続けており、8月リリースにも含まれる予定です。なお、ストラクチャのどの分野を優先するかは皆さんからのフィードバックをもとに決定しています。今年初頭のアンケートに参加してくださった皆さんへ、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

CCP Seagullが最近の近況報告ビデオで述べたように、ストラクチャ開発リソースの多くが防衛機能と包囲戦メカニズムの改修にあてられています。この分野は過去数ヵ月にわたってコミュニティの主要な話題の1つとなっていました。8月リリースでは現時点で用意できているいくつかの成果を投入する予定です。

8月リリースに含まれるのは以下のような内容です。
・ストラクチャ武装のバランス調整
・ストラクチャ設置用UIの分かりやすさを改善
・ストラクチャへ燃料を供給する際の利便性向上
・スターベースのインダストリーボーナス廃止
・リファイナリー実装に向けた、新しい衛星調査UIの導入


◆ストラクチャ武装のバランス調整

この8月、「スタンドアップ」誘導型ボイドボムを中心に、ストラクチャ武装の性能調整を実施します。これらのボムはコミュニティで盛んに議論され、多少の弱体化が必要だという声が多数派を占めています。私たちも同意見です。ボイドボムはストラクチャ防衛機構の最も強力な部分だと言えますが、攻撃側のフリート編成の幅を狭めすぎるという大きな欠点を抱えています。

ストラクチャ武装の性能調整には以下のような目標を設けています。

・シタデル攻撃時にフリート編成の幅を狭める圧力を減らす(ボイドボムが強力すぎるのが原因)
・誘導型ボムに対抗する方法を、より分かりやすく利用しやすいものにする
・ボイドボムを弱体化するかわりに、対準主力艦攻撃能力とダメージボムを少し強化し、ストラクチャ防衛機構の実効性を維持する

具体的な方法としては、誘導型ボイドボムの効果範囲とニュート量を減らしたいと考えています。同時に、艦船側がボイドボムに対抗しやすくなるよう、発射間隔と飛行速度も遅めるつもりです。

誘導型ボム
・ボイドボムの発射間隔を20秒から40秒に延長
・ボイドボムの効果範囲を40kmから20kmに縮小
・AS、AMボムの効果範囲を40kmから30kmに縮小
・ボイドボムの秒あたりニュート量を25%削減
・AS、AMボムのDPSを25%強化
・ボイドボムの飛行速度が20%低下(飛行時間を延長し、射程は現状を維持)

対準主力艦ミサイル
・ASML-SDのダメージが33%増加
・ASML-MD、LDのダメージが20%増加

これらの変更点はSingularityサーバーで試すことができますので、ぜひ皆さんの考えをこのブログのコメントスレッドでお聞かせください。


◆ストラクチャ設置用UIの分かりやすさを改善

8月リリースではストラクチャ設置用UIも改善されます。しばらく前に、私たちはCSMからストラクチャ設置用UIの分かりにくさについて報告を受けました。多くのプレイヤーが出港方向を思うように決められていないというのです。アップウェルストラクチャに関するアンケートでも出港方向を明示する機能について提案してみましたが、この機能はアンケート参加者から大きな支持を得ました。

というわけで、ストラクチャの向きと場所を決定する際、出港方向を示すガイドビーコンが表示されるようになります。ビーコンはプレイヤーの設置ミスを防ぐため、ストラクチャのどこが出港地点になるかを分かりやすく表示します。


◆ストラクチャへ燃料を供給する際の利便性向上

ストラクチャへの燃料供給は、その仕事を任せる相手に多大な信頼を寄せなければならないという前提のために、必要以上に面倒な作業になっています。8月リリースでは燃料供給権の付与対象を拡大し、アクセスリストでストラクチャ制御権を与えられているプレイヤー全員が、コーポレーションの権限無しで燃料を投入できるようになります。(燃料を抜き出すことはできません)


◆アップウェルストラクチャでのコーポレーション保険

コーポレーション保険とは、艦船をメンバーへ配布する前にコーポレーションとして保険をかけ、撃沈された場合はコーポレーションが保険金を受け取るシステムです。

ステーションやアウトポストではおなじみのシステムですが、ストラクチャによってコーポレーションハンガーの仕組みが異なるため、技術的な理由でアップウェルストラクチャに導入できていませんでした。最近こっそり実施した改善により、今後はアップウェルストラクチャでもこのシステムが利用できるようになります。大規模コーポレーションが特に大きな恩恵を被ると同時に、アップウェルストラクチャがステーションやアウトポストにまた1歩近づくとも言えるでしょう。


◆スターベースのインダストリーボーナス廃止

スターベースからアップウェルストラクチャへの移行、リファイナリー実装準備の一環として、8月リリースでは以前予告していた変更を実施します。

この開発者ブログこの投稿でお伝えしていたように、私たちはスターベースのインダストリーボーナスを廃止していきます。

8月リリース以降、スターベースの再処理施設は50%の製錬効率しか提供せず、組み立て施設も製造ジョブに資源効率ボーナスと時間効率ボーナスを提供しなくなります。研究所も研究、コピー、発明ジョブへ時間効率ボーナスを提供しません。これらのストラクチャは機能し続けますが、従来のような利点はありません。

なお、8月15日以前に開始されたジョブはボーナスを適用された状態で進行します。

これらのストラクチャは5月から設置できなくなっており、より便利かつ強力な代替ストラクチャも存在するため、利用率は非常に低くなっています。この変更を通じて、スターベースからアップウェルストラクチャへの移行はさらに前進することでしょう。


◆新しい衛星調査UI

衛星調査UIも大きく改善されます。詳しい変更点はこちらの開発者ブログをご覧ください。これも今冬のリファイナリー実装に向けた下準備の1つです。

衛星調査プローブについて早速フィードバックを寄せてくれたプレイヤーに感謝します。皆さんの要望を受けて、衛星調査プローブランチャーIIは10%のスキャン速度ボーナスを与えられることになりました。


8月リリースでもたらされる変更点を存分にお楽しみいただければ幸いです。アンケートやフォーラム、バグレポート、CSM、その他もろもろの方法を通じてフィードバックを寄せてくれた皆さんに改めて感謝します。

この開発者ブログに記載されている内容はすべてSingularityサーバーでお試しいただけます。自分で実際に触ってみて、是非ご意見・ご感想をお聞かせください。

良き宇宙の旅を。

Team Five 0

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