PvP初心者がアビサルプルービンググラウンド 4プレイヤーコルベットFFAに参加してみた

まず最初に簡単な自己紹介を。
このキャラクターの中の人は、2021年初頭(日本語化が始まって少し経った頃)からEVEを始めました。
最初のキャラでは主にPvEコンテンツや生産、トレーディングといったPvPとは無縁の遊びをやっていました。
しかしその中の人があるとき不意にPvPに興味を持ち、PvP専用キャラとすべく作られたのが私です。
ちなみに、この記事を執筆している時点で生後34日目です。

そんな自分がこの度アビサルプルービンググラウンド 4プレイヤーコルベットFFA(長いので以下コルベットFFA)に参加し、非常に貴重な体験を得ることができたので、そこで感じたことをCCP様へフィードバックとしてお伝えしようと思います。

1. コルベットFFAに参加してみての総評

最っ高に楽しかったです!!
自分の最終的な結果はトータル45戦行って1勝43負1分けという散々なものでしたが、それでも「また参加したい!」という気持ちでいっぱいです。
PvPの経験自体が今まで10回かそこら(別キャラでのプレイおよび非戦闘艦で一方的に襲われただけのを含む)だった自分にとって、こちらから相手の船を撃つという行為をこれだけやったのは初めてのことでした。
なので一戦ごとに「次はここに注意しよう」「次はこう立ち回ってみよう」と考えることが次々に浮かんできましたし、初めて相手の船を落とせたとき、そしてたった一度だけ試合に勝てたときの喜びたるや、格別でした。

2. 自分が感じたコルベットFFAイベントの評価点

【チャレンジすることに対して費用が安い】
年単位でEVEをやっておられる方々の感覚では、T1駆逐艦や巡洋艦辺りでも十分安いと思われるのかもしれませんが、自分くらいのプレイヤーが一戦ごとに駆逐艦、巡洋艦を捨てろと言われたらかなり抵抗があります。
少し前のミンマター祭りの一環でリフター限定FFAが行われたときに自分が生まれていたら、やったかもしれませんが、きっとそれなりに覚悟を決めて出費しただろうと思います。
それに対して今回のコルベットはタダ!!これは本当に心の障壁が取っ払われました。実際にはFitによってモジュール代はかかる訳ですが、自分は約500KISKのFitで戦ってました。船はもちろん自国製のイビスです。このくらいならば例え数十隻落ちようと自分には十分許容範囲でした。

【ベテランプレイヤーのキャラとスキル格差が減る】
自分、未だに母国であるカルダリフリゲートスキルですらLv4までしかありません。
しかしシップスキルボーナルを持たないというコルベットの特性上、それは不利になりませんでした。
加えて各武装のスペシャリストスキルも一つもありませんが、最高Meta4までという制限のおかげでT2モジュールは使えず、それもまた不利になりませんでした。
それでもなお基本的な攻撃および操船スキル等、どうしても埋まらない差は間違いなくありましたが、長くトレーニングされたキャラとの差が少しでも減る条件はとても助かりました。
ちなみに余談ですが、今回低すぎるスキルを補うためにコア艦船操作エキスパートシステムを適用しました。

【すぐに対戦できる】
実はこのコルベットFFAが開催される少し前に、PvPの練習のつもりでT1フリゲートで数回ローセクローミングをしたことがあります。
…が、対戦相手がいない!
以前別キャラでプレイしていたときにローセクで船を落とされた経験があり、それ以来もうローセクにはそこら中に海賊が待ち構えているような印象を持っておりましたが、いざ戦う気満々で入ってみると、思ってたより人いないんだなと実感しました。
そして何星系もうろうろした挙句にやっと出会った相手が自分のようなPvP初心者であるはずがなく、手も足も出ずに瞬殺…そしてまた相手探し…という感じで、戦闘経験を積むこと自体が難しかったです。
それと比べて今回のコルベットFFA(というかアビサルプルービンググラウンド)は、フラグメント使って待っていれば対等の船に乗った相手とマッチングしてくれる素晴らしいシステムだと思います。

3. 自分が感じたコルベットFFAイベントの問題点

【ベラター強し】
やはりドローン2機出せるというのが頭一つ抜きん出ているからでしょうか。
対戦相手として最も多く、最後に勝ちを持っていくことも多かったように感じました。
ドローンを得意とするガレンテのコルベットがドローンにボーナスを持つのは適切だと思いますが、帯域は他と合わせて5で十分ではないかと感じました。
しかしそれをやったら今度はミサイルイビス一択…みたいなことになることも大いに考えられ、加えて所詮コルベット、「くやしかったらお前も使えば」で済む話ですので、大問題というほどでもないとは思います。

【アビサルでの戦い方に慣れる必要がある】
初めて試合場に入ったとき、カメラが周遊に固定されてほとんど引けない状態になったことにかなり面喰いました。
自分そもそもアビサルデッドスペースというところにすら入ったことがないのですが、そこの仕様なのでしょうか。
自分はEVE始めて間もない、まだLv1セキュリティミッションをやっていた頃から、戦術カメラ視点で戦場全体を見渡してRTSのような感覚で戦闘するのを好んでいたので、強制周遊カメラかつ全体が見渡せない状態で戦うのは慣れるまでだいぶかかりました。
あと『場外ダメージ』という概念も他で経験したことがなかったので、かなりこれにやられました。
逃亡不可の専用エリアへ飛ばされること自体は良いと思いますが、もっと一般的な宙域と同じ感覚で戦えたら良かったのにな、と思ったことは確かです。

【FFAじゃない方がもっと楽しかったかも…】
自分はFFA(要するにバトルロイヤル)という戦闘形式で戦うこと自体初めてで、最初の20戦くらいまでは何も考えずに開始直後から一番近い相手に向かって攻撃仕掛けてました。
しかし20戦過ぎた辺りから、このFFA形式での戦い方はまず戦闘開始直後は誰を最初の生贄にするか様子見するものだ、というのが分かってきました。
おそらく最初の方で考えなしの自分に戦闘ふっかけられて無駄に疲弊した人達は、きっと自分の次に生贄にされてさぞ迷惑したことでしょう(笑)。
しかし戦い方が分かってくると開始からしばらくは様子見のチキンレース状態になることが多く、正直もうちょっと最初から派手にドンパチできたらいいのに…と思いました。
1vs1や2vs2の形式だったら最初からもっと派手な戦闘になるものなのでしょうか?だったらそっちの方が楽しそうな気がします。

【ベテランガチPvP勢の群れに投げ込まれる】
フラグメントを使用した際におそらく対戦相手は完全にランダムに決められ、いわゆるランクマッチのような仕組みはないのだろうと思いました。
故に、歴戦の猛者が集まっているような時間帯に自分のような雑魚がのこのこ試合場入りすればそうなるのも当然の結果でしょう。
ではランクマッチの仕組みを導入すれば解決するかというと、今度は参加人数自体が少ない場合「またお前とか」みたいな状態になってしまうことが予想されます。
問題点として挙げてはみましたが、これは割とガチの対戦ゲーですら同じ問題を抱えていることがあり簡単に解決するのは難しいのかもしれません。

【スキル格差・資金力の差はゼロではない】
上の方の書き込みで、少ない資金でも参加できる、スキル格差が縮まることを評価すると書きましたが、やっぱり理論上ゼロにはなりません。
ですが正直、スキル差は受け入れるしかないかなと思っています。
これ以上の公平さを求めたらサンドボックスゲームの根底が崩れてしまうと思いますし。
半面資金力の差については、挙げはしましたがそこまで大きな差にはつながっていなかったように感じました。
さすがにメタ品+海軍弾くらいは使わないときつかったと思いますが、そこが事実上上限ですし、前述した通り自分は500KISK程度に抑えられていました。
それで誰の相手にもならないくらいひどかった印象はないです。
欲を言うなら、あと一つ「インプラント・ブースター禁止」の条項が加わると、貧乏人の僻みが一つ減ると思います(笑)。

4. 今後のコルベットFFAまたはそれに類する敷居の低いPvPイベントへの要望

ここまでの書き込みで各所に要望的なことも書いていますが、改めて一つだけ書きます。

「今後も定期的に開催してください。」

今後その企画が上がった際、上記で書いたことが少しでも留意されていると嬉しいです。

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