Dauro Shuskiと申します。
細々とハイセクメインでプレイし続けておよそ一年半くらいになりました。
まだベテランの域にはほど遠いレベルではありますが、私の経験で今のEVEに感じたことをいくつか書かせていただきます。
また最近altで新しくなったチュートリアルを初めて体験したので、その感想も併せて書かせていただきます。
■ ゲーム内に登場するものの名称について
まずゲーム内で初めて目にしたときにどうなのこれ?と思う単語がいくつかありました。
最初ローカライズスレの方に書こうかと思いましたが、単純な訳に関するものだけではないのでこちらにまとめて書かさせていただきます。
・紛らわしいもの
スラッシャーとシュラッシャー
クロウとクロー
これらはもうどちらかの元の名称を変えていただくしかないのだろうなとは思います。
とは言ったものの(全体では少数派である)日本語で区別しづらいという理由で元の名称を変えてもらうのは難しいのでしょうね。
・日本語読みで一般的でない言い方をしている
コンドール(英Condor):普通コンドル。
ボーチャー(英Vulture):普通ヴァルチャー。
レハ(英Rhea):普通…というかどう読んでもレア。Rehaと間違えてませんか???
アスタルト(英Astarte):惜しい…アスタルテの方がよく聞く。
シュラッシャー(英Thrasher):普通スラッシャー。Slasherと区別したかったことは分かるが。
ニドフッグラー(英Nidhoggur):どうしてこうなった!?ニーズヘッグ以外にあり得ない。
オーソラス(英Orthrus):これをオルトロス以外の読み方をするゲームをEVE以外知らない。
ローカライズというのは本来の言語の読み方に近くなるように当て字すればよいというわけではありません。
このゲーム内で作られた言葉ならともかく慣例があるなら従った方がユーザーは違和感を感じないと思います。
・異なる言い方がされている
マローダー専用モジュールであるBastionはモジュール名としては"バッション"ですが説明文には"バスチオン"と書かれています。
IT系だとバッションと読む場合もあるらしいのですが字面をみるとバスチオンの方が自然だと思います。
個人的にはバスティオンがベストなのですが…
何にせよ訳が統一されていないのは問題だと思います。
・日本人にとって酷く不快
クソモンモン
はい出ました。
これを見て心の中で"糞悶々"と当て字しない日本人はいないと断言します。
地名に関しては他にも際どい意味に通じるものをいくつか知っていますが、これはダントツな上にゲーム内最大商都であるJitaからDodixieへ向かうときに通る場所なので、多くの人が目にします。
この名称があまりにも下品すぎて口にすることができない日本人プレイヤーすらいると思います。
翻訳担当者様、これが日本語でどのくらい下品な響きに聞こえるか是非ともアイスランドの開発チームにお伝えください。
これだけは改名してもらうことを強く強く希望します!
ゲリ
最近のアライアンストーナメントの景品です。
まあ、下痢です。
このくらいなら…と思えなくもないですが、これが正式に日本語サポートがされたあとで付けられた名称であることが残念です。
新しい船の名前これでいい?と日本人スタッフに打診して、OKする人はまずいないと思います。
つまり名称の決定について、日本人(および他の各国)のローカライズスタッフへの相談や確認などはないんだろうなと感じました。
・元の名称の時点で混乱しやすい
プローブ
船の方です。
単語としておかしいわけではありません。
しかしこのゲームには"スキャナープローブ"というアイテムが存在しています。
それが分かっていて船の名称にプローブはないのでは?(検索で困ります)
イタロンマークⅤ
私はWikiで過去の経緯を読んだのでなぜこれがマークⅤなのか知っています。
しかしほとんどの新規プレイヤーは、これだけマークⅤと付いていることに疑問を持つのではないでしょうか?
もはや昔の経緯などはどうでもいい気がするのでマークⅤがない方が余計な混乱を起こさないと思います。
ヘビーアサルトミサイル
何でヘビーロケットじゃないの!?
ある程度慣れるまで、ヘビーアサルトミサイルとヘビーミサイルのどっちがロケットの上位でどっちがライトミサイルの上位かいつも混乱してました。
コルベット
書こうかどうか悩みましたが常々思っていたので書きます。
言うまでもなくステーションで無限にもらえるあの船のことです。
これはフリゲートより低ランクの船ということで、現実でもフリゲートより小さい船を表す"コルベット"と付けられたのだろうと思います。
しかしこの船は特殊な位置づけにある船で、実用面で考えた場合あらゆる面で実用性がありません。
なのに初心者がこの船でミッションを開始して、難しい!敵に勝てない!と言っているのを何度か見たことがあります。
これはコルベットという名前のために最初の船ではあるけど一応使える戦闘艦と勘違いしてしまっているのではないでしょうか。
私はこれをコルベットではなく"練習艦(Training Ship)"と呼ぶことを提案します。
・直訳すぎて意味が分からない
長距離フリゲート
最初どういう目的の船なのか全く意味が分かりませんでした。
英語では"Expedition Frigates"となっており、これを直訳したのだろうと思われます。
Expeditionという単語は遠征しての探検・調査という意味があるらしいので、欧米の方にはこれでも何となく意味は通じるのでしょう。
しかし日本語で"長距離"と書かれて採掘をイメージできる人はいないと思います。
英単語と完全に1:1ではなくても、"遠征採掘フリゲート"とでもした方が分かりやすかったと思います。
■ 船のデザインについて
私にはまだ船の強さのバランスを語れるような知識はないため、性能に関しては何も申しません。
しかし誰もが平等に感じることができるデザインについて語らせていただきます。
最初に一言でまとめると、まっすぐ飛ばなさそうな船が多すぎ!です。
まずかなりの船が左右非対称の形状になっています。
もしかしたらEVEの船体デザイナーさんは左右非対称であることに美しさやカッコよさを感じられる方だったのかもしれません。
しかし私に言わせてもらうと、わざわざ宇宙航行に不都合な形にしていることに対して必然性を感じられずただ歪になっているようにしか見えません。
コウアーサー等、ほぼ左右対称のデザインであるにも関わらずわざわざエンジンの構成だけ左右非対称にしてるものすらあります。
他には推進力の位置が妙に上に付いているものも目立ちます。
顕著なのはトーメンターですね。
こいつが実際に宇宙で飛んだらブーメランのようにグルグル回ってしまうようにしか思えませんw
EVE内の物理法則はナンチャッテであることは分かっていますが、ウソであるにしてももう少し上手くウソをついてほしいです。
そもそも船のデザイン自体がゲームにとってフレーバーであり、プレイに有利不利をもたらすものではないのは承知しています。
しかし新しくEVEを始めるプレイヤーにとって、カッコイイ船に乗りたい!はプレイを続けるための強力なモチベーションになると思います。
デザイナーさんのこだわりもあるのかもしれませんが、あまりにも一般ウケしなさそうなデザインを見直すことも必要なのではないでしょうか。
■ チュートリアルについて
私が初めてEVEをプレイしたときのチュートリアルはコルベットに乗った状態でオーラさんに起こされるやつでした。
今その当時のことを語ってもしょうがないので、最近やってみた現在のチュートリアルの感想を書きます。
総評としては、これまでのEVEには見られなかったストーリー仕立ての展開が非常にGood!だったと思います。
(やりすぎて、今後もうああいう展開ないの!?とガッカリされるかもしれませんw)
ただいくつか気になったところはありました。
まずはいきなりゲーム内用語を使いすぎてない?という点です。
これを体験する人の大半が、今初めてEVEをプレイしたという人になると思います。
そのような人にいきなりゲーム内の艦船名(アステロ、ベンチャー、ドラミエル)を言ってどれを指すか覚えていられるでしょうか?
チュートリアルの間は自艦、敵艦、採掘艦、偵察機の残骸、といった呼び方の方が混乱しないのでは。
そしていきなりウェブとECMを使わせるところも、これ初心者さんに使う意味分かるかな?と思いました。
特にこのゲームにおいてECMというのは主にプレイヤー対プレイヤーの艦隊船のときくらいしか使わない装備と理解しています。
事実私は一年以上のプレイ中に一度もECMを使ったことはありません。
押せと言われたボタンを押すだけなのでこれで詰まる人はいないと思いますが、これをチュートリアルで経験させることに対して疑問を感じました。
結局状況的には単なる演出でしかないので、あの船を集中攻撃して目標をこちらに変えさせろ!などで十分だったのでは。
あとは細かくなりますが、アステロのワープ開始時、民間用ガトリングパルスが船のリングにするっと格納されるシーンがあります。
これを見たとき、え、どこに入ったの???と思いましたw
おそらく自動アニメーションの結果なんだろうとは思いますが、私のような人間はSFゲーなのにこういう部分あまり気にしないんだ…と少し残念に思います。
続いてシーン変わって採掘の練習に入ります。
これ自体は悪くはないとは思いますが、正直採掘推しすぎじゃね?とも思いました。
色々なEVEの初心者ガイドで、初心者の金策はまず採掘というのはよく見ます。
そしてそれと同じくらい、初心者に採掘やらせると飽きてすぐリタイヤするからやらせるべきじゃないという意見も見ます。
私も採掘は退屈すぎて長続きしませんでした。
あとは事実として採掘でまともな稼ぎを得るにはオメガ化&複アカがほぼ必須です。
お試しで始めてみたアルファアカウントの人も大勢いるであろう状況で採掘に過度に期待させるのもどうかなと思いました。
提案ですが、採掘をもう少し簡単に切り上げて探検の練習も混ぜてみてはどうでしょう?
偵察機の残骸を発見するところ、うまく持っていけば話は変えずにスキャナープローブを使う状況が作れそうな気がします。
長々と書かせていただきましたが、以上が私からのフィードバックとなります。