CM19th 立候補者 Itaer

原文:Itaer for CSM 19

皆さんこんにちは、CSM19に立候補します、Itaerです。

私は2007年からEVEをプレイしており、宇宙の様々なエリアで様々なプレイスタイルを経験してきましたが、私の一番の興味は常に小規模ギャングのPvPでした。

実生活では宇宙物理学者なので、データサイエンスの経験が豊富で、CCPとの議論でもその視点を活かしたいと思っています。

君たちの時間を考慮し、比較的短くまとめます。私がCSMメンバーとして取り組みたいことは主に3つあります。

1.コミュニケーション

これは(特にCSMキャンペーンに関しては)うんざりする話題だが、だからといってどうでもよいというわけではない。私が話すほぼ全てのプレイヤーはCCPのコミュニケーションに不満を抱いている。

最近物議を醸したskyhooksのアップデートを見てみよう。

ブログ記事には、「襲撃者から一部の利点を奪う」、「建造物の価値を高める」、「襲撃者たちのバランスの問題に対処する」といった曖昧な表現が使われている。

わからないのは、なぜ建造物の価値を高める必要があるのかということだー導入率が低いのだろうか?

経済を活性化させる起爆剤が足りなかったのか?

攻める側にはどのような利点があるのか。タイムゾーンの問題なのか?

守備側はリンクタイマーが短すぎるために遅れがちなのか?

読む人はCCPが実際に何を問題視しているのか理解できず、その結果、提案された変更を解決策として本当に判断することができないというわけです。

これでは「問題:解決策」の枠組みがないため、生産的な会話が生まれません。

もしその一方で、ブログが問題点を明確に示していたとしたら、例えば次のようになります。

「私たちがデータを分析したところ、スカイフックの盗難は平均的なNullsec居住者が対応するにはあまりにも頻繁に起こっており、しばしば人々が眠っている間に起こっています。私たちは自分のスペースを守る負担を減らすため、盗難の頻度を少し下げたいと考えています。また、"寝ること”がそれほど不利にならないように、脆弱性ウィンドウを追加したいと思います。」

これで生産的な会話をするのはカンタンになった。たとえば、「どの程度の脆弱性を追加するのが適切か?」という有意義な質問ができるかもしれない。

しかし現実は違う。私たちは知らないうちに導入された新要素や、一方的なアップデートを前にして、しばしば頭を抱えている。

Eveのプレイヤーはゲームに深く関わり、なぜそのような判断が下されるのかに誰もが興味を持っている。

そういうものとして扱ってほしい。

コミュニケーションがどのように行われるべきかの一例として、CCPが正しいことを行った時を見てみよう-Surgical Strikeの開発者ブログだ。

例えばこのブログでは、具体的な目標が示されています。

「…)至近距離で戦う勇敢なパイロットのために、新しい報酬とツールの開発を始めたいという思いがあります」

また、これらの目標を成し遂げるために、具体的な変更が行われる理由も示されています。

「この目標達成のための第一歩として、全ての近距離用Tech II弾薬(エキゾチックプラズマを除く)のダメージを15%増加させます。」

このようなコミュニケーションによって、プレイヤーは具体的かつ生産的なフィードバックを得ることができるようになります。

私たち全員が知っているように、CSMのメンバーはCCPの開発方針をほとんどコントロールできません。私はEve Onlineの運営方法を変えようとは思いませんし、変えるつもりもありません。しかし、私にできることは、CCPが今後の変更をどのように説明するのかに耳を傾け、NDAで許可されている範囲でコミュニティの皆さんに説明することです。

結論を簡潔に言うと、CCPはしばしば変更が行われる理由を十分に説明しません。私は、なぜ変更が行われるのかについて、できる限りコミュニティとコミュニケーションを取りたいと思いますし、CCPにもそうするよう働きかけたいと思います。

2.Iteration(反復アップデート)

長年のEveプレイヤーとして、CCPの開発スタイルには一貫した反復の欠如があり、長い間最もイライラさせられてきた。よく「CCPのアップデートほど迅速なものはない」(原文:“the ‘I’ in CCP stands for iteration”)というジョークがありますが、これには理由があります。Eveは中途半端なアイデアの墓場だ。Tiericide、Mutaplasmids、Proving Ground、Incursions、Drifterのストーリーなどなど。私がCSMメンバーとして実際に変えたいと思うことがあるとすれば、これです。CCPは、どんなに素晴らしい新機能があったとしても、ゲームが古くなっていくにつれて配慮が必要になってくることを理解しなければならない。

今一度、CCPが正しいことをしたときに焦点を当てよう。

昨年、私たちは同じシステムをベースにした2つの拡張を手に入れました。Viridianでは、CCPはついに派閥戦争を真剣に見直し、10年以上プレイヤーから提案されていた多くの改善を施しました。この手直しはシステムを揺るがしたが、手直しがあまりに広範囲に及んだため、バランスとゲームプレイに多くの新たな問題を生み出した。Havoc 拡張で、CCP はこれらの問題を繰り返し修正し、Viridian で作成された新しいシステムの可能性を広げるために時間をかけました。

私はこれをさらに見たいと思っています。

Eveコミュニティ全体の創造性と洞察力に匹敵する開発者チームを作ることは不可能です。ひとたびゲームに変更が加えられたり、機能が追加されたりすれば、コミュニティはCCPが気付かなかった点、つまり変更すべき点、より良くできる点、拡張可能な点を発見することはほぼ確実です。

機能を構築し、磨き上げ、リリースするためにすべての作業が行われた後、コミュニティからのフィードバックを受け、繰り返し修正を行うことは、信じられないほど影響力のある生命線です。

変更を加えても構わない。

Eveのようなゲームでは、停滞は命取りになります。

どんどん変えていってください。

簡単に言うと、私は旧来のシステムでより効果的な開発を推し進めたいし、新機能でも継続的な改善を推し進めたい。ポイント1に関連して、コミュニティとのコミュニケーションはうまく調整するために非常に重要です。

3.ちょっとしたこと

CCP Karkurの些細な事柄に関するスレッドは、Eveの歴史の中で最も成功したコミュニティの開発に関する話題の1つです。私はCCPがこれを現在進行形の取り組みとして続けていることを確認したい。ブックマークフォルダの制限を緩和しよう。格納庫の船にメモを追加しよう。ACLとコープロールを関連付けよう。スキル抽出のUIを改善しよう。この取り組みをコミュニティの投票システムを含むように拡大することを検討しよう。これらの議題は、ゲームバランスの調整には関わらないかもしれない。だがQOLの改善に優先順位をつけて開発時間を割けば、非常にインパクトのあるものになるだろう。何よりも、この取り組みに対する強い意志表明をしてほしい。このことを重視しているプレイヤーがいるという声を上げてほしい。

つまりどういう事かと言うと、これまで最高の変化をもたらしてきた 「小さなこと 」へのフォーカスを拡大し、継続することを決意してもらいたい。

最後まで聞いてくれてありがとう。

翻訳者: akatsuki aganon
査読者: 4bumar Sarain