原文 Komo Sunder - CSM 19 - A growing Null is a Healthy Null
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Komo Sunderとは何者なのか?
2012年、EVEにおける私の旅は皆さんと同じような形で始まりました。右も左も分からないままニューエデンに降り立ち、何をすればいいのか教えてくれる人もおらず、手元にあるのは見知らぬ誰かから贈られたコウアーサーだけでした。駆け出しの私は身をもってEVEの世界を学んでいきました。ハイセクでも特攻を受けて撃沈されることはある。ローセクのセントリーガンは当てにできない。ワームホールはあなたを狩ろうとする怖い連中でいっぱい。そんな手痛い教訓を一つひとつ実地で学んだというわけです。
私は試行錯誤を通してこうした知識をすぐに身につけ、なにか冒険的なことがしたいと考えるようになりました。私の冒険心はまずはローセク、やがてヌルセクへと向けられ、最終的にSpaceMonkey’s Allianceに居場所を見つけました。このアライアンスこそ、私が新人プレイヤーからヌルセクアライアンスのディレクターへと成長を遂げた場所です。私はSpaceMonkey’s Alliance所属中にApplied Anarchyを創設し、のちにブロック※から離れて独立系アライアンスChaosTheoryを結成する道を選びました。
(※訳注: 複数のアライアンスで構成された大手連合勢力)
私がChaosTheoryの指導者を務めたあいだ、私たちは独立系アライアンスの宿命とも言える厳しい日々に耐えました。最初に入植したのはヌルセクのNPC領でしたが、懸命に戦って領土を手に入れました。小さいながらも正真正銘自分たちの領土でした。
ChaosTheoryを率いるにあたり、私が大切にしていたのが「独立不羈のアライアンス」という信念です。私たちは結果などお構いなしにブロックの抑圧に立ち向かいました。Pandemic Legionを後ろ盾とするファウンテン住民から領土を勝ち取り、その後はImperiumの総督プログラム※に抗いました。そして約束どおり、World War Bee(あるいはCasino War)では尖兵となってImperiumと戦いました。
(※訳注: Imperiumが独立系勢力に対して不干渉と引きかえに上納金を要求した制度。ChaosTheoryは「我々が上納金を払うことはない。我々の領土を侵せばお前たちこそ高い代償を払うことになる」と一蹴した)
World War Beeが一段落すると、ChaosTheoryはGuardians of the Galaxyとともにニューエデン北部へ移住。デクレイン住民と共存する新時代を迎えました。一方、私はこの時期にほとんど引退状態に――俗に言う「EVEに勝った」状態になりました。結局は多くの人々と同じように数年で戻ってきてしまいましたが。ただ、そこで待っていたのはかつてのような独立不羈のアライアンスではなく、ブロック政治の官僚主義に押しつぶされた成れの果てでした。私は旧友たちと再出発することを決意し、小規模ながらも頑強なアライアンス、Scumlordsに身を寄せました。当時のScumlordsはB2コアリションの一員としてFraternity.と戦っていました。私は北部の紛争に身を投じ、B2が撤退に追いこまれるまで1年間にわたって最前線で暮らしました。
現在の私はApplied Anarchy(The Initiative.所属)のCEOを務めています。ファウンテンに住み、コープとメンバーの発展のために力を尽くす日々です。
得意分野
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ヌルセクのメカニズム
私はさまざまな役割をこなし、EVEのほとんどすべての側面に触れてきました。しかしEVEに対する愛情がどこから生まれてくるかと問われれば、ヌルセクのメカニズムだと答えます。ゲーム内であれゲーム外であれ、ヌルセクはEVEにとって無くてはならない存在です。Dominionエクスパンションが導入されて以来、私は領有権システムのアップデートをことごとく経験しながら領土戦を戦ってきました。まともなコンテンツを生み出すもの、プレイヤーにとって苦痛でしかないもの、すべてを実際に経験してきたのです。 -
コーポレーションとアライアンスの発展
ゼロからコミュニティを作り上げるにはどうすればよいのか知っています。小規模アライアンスのヌルセク進出がどれほど大変なのかも分かります。どちらも私が実際に経験し、困難に直面してきたことだからです。そして、私はこうした挑戦でさらなる成功を得るために何が必要かも理解しています。 -
フリートの指揮と戦術
私は10年以上にわたってFCを務め、小規模PvPから本格的な戦争まで多くを経験してきました。秘密工作戦艦の運用、小規模艦隊戦、領土戦では人並み以上だと自負しています。それに、どのような戦術・戦略がゲームをより面白くするのか、どうしてメタの多くがプレイヤーの活気を削ぐようになったのかも理解しているつもりです。
なぜCSM選挙に立候補したのか、なぜ今このタイミングなのか?
今こそ独立系アライアンスのために声を上げなければならないと感じたからです。私は新興勢力が発展できる余地を重視しており、「成長するEVEこそが健全なEVE、成長するヌルセクこそが健全なヌルセク」だと心から信じています。
私は何を公約するのか?
私は「成長するヌルセク」が実現に近づくよう、いくつかの変化を提唱したいと考えています。主な内容は次の三つの改善です。
- ヌルセクの利点を強化し、住民がさらに魅力を感じる宙域へと改善する。
- 面白いコンテンツがより起きやすい環境を作る。ただし、誰も住んでいない無人宙域はともかく、人々が本当に暮らしている宙域が過度に不安定化しないよう配慮する。
- 新興勢力や独立系アライアンスがヌルセクで成功できる可能性を上げる。
私への投票をご検討いただければ幸いです。
Komo Sunder
「成長するEVEこそが健全なEVE、成長するヌルセクこそが健全なヌルセク」
(翻訳者: Walter Islands)
(査読者: 4bumar Sarain)