原文:Mike Azariah for CSM 20 (yes, I am at it again)
Here comes the orator, with his flood of words, and his drop of reason.
言葉の洪水と小さじ一杯の理性を携えて、あの雄弁家がやってくる
左上にもある通り、私は Mike Azariah です。CSM 20 に立候補します。
CSM 選挙のスレッドで言及すべき事項が、私たち候補者に定められています。以下に引用します。
EVE Online でのあなたの来歴。
あなたの専門分野。ゲームのどの分野に最も精通していると思いますか?他の候補者と比べて、あなたを際立たせているものは何ですか?
CSM に応募した理由は何ですか?
プレイヤーはあなたに何を期待していますか?
では、私のストーリーは? 2008年に EVE を始めました。2009年には CSM 4 に立候補しましたが、落選しました。ええ、大敗したので、何度も何度も立候補しました。ほら、これがまず知っておいてほしいことです。
*もし* 私に投票するなら、あなたは頑固な老人を選ぶことになります。私は敗北に屈することはありません。傷を癒し、失敗から学び、すぐに戦いに戻ります。
その間に、私は新規プレイヤーがやるようなことをやりました。採掘やミッション、ヌルセクに住み The Great Wars (*1) にも参加しました(負けた側で)。ワームホールに 6ヶ月住んでそこそこの貯金ができたので、しばらくの間は ISK に困ることもありませんでした。誘ってくれた人たちと、海賊としてローミングしたり、狩りや探検をしたり……何でも一緒に飛び回りました。
私はこのゲームが大好きです。選択肢がたくさんあるところも大好きです。Eve のフィクションに関するブログを書いたり、ポッドキャストの共同司会を務めたり、他の人のポッドキャストに出演したりしました。Eve University の授業を受け持ち、CSM を目指して走り続けました。そして遂に、CSM 8、CSM 9、CSM 10 を務めました。
その頃、私は初心者ヘルプチャットチャンネルの常連になり、その後「Operation Magic School Bus」(*2) を立ち上げ、ルーキーたちが順調なスタートを切れるよう、Fit 済みの船を寄付しました。このプロジェクトは今年の 11月に 11周年を迎えます。今も続いていることをとても誇りに思うと同時に、少し驚きを感じています。これは、私が戦い続け、前進し続けている証です。
*1、The Great Wars
→2007年1月に発生した Band of Brothers (BoB) と反 BoB 同盟の大規模戦争。
書籍「Empires of EVE: A History of the Great Wars of EVE Online」に詳しい。
Walter Islands 氏による翻訳記事
*2、Operation Magic School Bus
→同氏による初心者支援運動
これまで 6つの CSM(8、9、10、15、16、18)に所属してきました。私は CSM の歴史の、そして過去に何が試みられ、うまくいったのか、あるいはうまくいかなかったのかを記録するいわばアーカイブのような存在です。プレイヤーの出入りを見てきましたし、開発者の出入りも同様に見てきました。CSM はこのゲームにおいて「エンドコンテンツ」の一つになりがちで、多くのプレイヤーがそこで燃え尽きてしまいます。しかし、どういうわけか私にはそのような経験はありませんでした。私はこのゲームに携わり、できる限り貢献することが 好き です。そして、その方法の一つが CSM に参加することです。
*** 私たち皆の歩みを忘れず、ゲームの未来のために尽力してくれる代表者を求めるなら、Mike Azariah に投票してください。***
Words may show a man’s wit, but actions his meaning.
言葉は人の知恵を示すかもしれないが、行動こそがその人の真意を示す
私の専門分野? それはコミュニケーションです。CSM を務めている間、プレイヤーに最新情報を提供できるよう常に尽力してきました。CSM 18 では、YouTube で短い動画を定期的に更新し、フォーラムや reddit にリンクして、できるだけ多くの人に届くように努めました。私は話し上手で、CCP とのやり取りには冷静かつ慎重なアプローチをとっています。話すだけでなく聞くことも得意で、代表者としての役割を真剣に受け止めています。Alpha プレイヤーでも Omega プレイヤーでも、Hisec Carebear プレイヤー (*3) でも Nullbloc F1 モンキー (*4) でも、CCP に持ち込みたいトピックがあれば、ぜひ私に話してください。私がそのアイデアに賛同できるなら、全力で推進します。2025年には、Eve News Weather and Sports という週刊動画を制作し、ゲーム内で何が起こっているかを皆さんに伝えています。先ほども言いましたが、もしあなたの代表者が欲しいなら、*Vote for Mike Azariah* Mike Azariah に投票してください。
*3、Hisec Carebear プレイヤー
→Carebear とは PvP を伴わない活動を指す。PvP の標的になりうる危険地帯を訪れることなく、PvP に関わらずゲームを楽しもうというプレイスタイル。ここではハイセクに住む PvP をしないプレイヤーの意。
*4、Nullbloc
→ヌルセクの巨大勢力とその勢力域。ヌルセクにおいて、大手アライアンスの領土は切り崩しが非常に困難であることから、勢力域は「Block」と呼ばれる。
*4、F1 モンキー
→Eve Online における 戦争 では、最前線に駆り出される 兵隊 は「敵をクリックしてターゲットし、F1キーを押して攻撃する」という作業をひたすら繰り返すことになる。フリート指揮官の指示をよく聞き確実に敵に攻撃を浴びせることができる精兵を、あるいはただクリックして F1 キーを押すだけの新兵を、それぞれこう呼ぶことがある。
Fools need advice most, but wise men only are the better for it.
愚か者ほど助言を最も必要とするが、それを活かせるのは賢者だけである
なぜ応募したのか? それは、私が貢献できると信じ、そして喜んで貢献したいからです。私はカナダ西海岸で教師を勤め定年退職しており、この仕事に十分な時間とスキルを持っています。現在、健康状態は良好(がんから2度目の寛解状態)で、家族も私の日課である *EVE TIME* を容認してくれています。
We may give advice, but we cannot give conduct.
助言をすることはできる。しかし行動するのはあなた自身だ。
プレイヤーの皆さんは私に何を期待できるでしょうか? それは、これまでと同じようなことです。皆さんの意見に耳を傾け、良いアイデアを上層部に伝える代表者。秘密保持契約に反しない限り、常に状況を報告してくれる存在。CSM の仕事は、*時に* フラストレーションを感じることもあります。CCP は常に最終決定権を持つため、彼らは(時には)私たちの *カサンドラの予言* を無視して突き進んでしまうことがあります。また、私たちが提案した良いアイデアが、全く触れられることなく実行に移されないこともあります。私はこのことを重々承知しており、これからも努力を続けていきます。
今年、開発陣に取り組んでほしい大きなプロジェクトは何かと聞かれたら? いいえ、特にありません。まだいくつか小さな事柄はありますが、一番は投票者の皆さんのご意見を聞きたいです。もし私が選出されたら、私にメールしてください。どんなことを取り上げてほしいか教えてください。
Being ignorant is not so much a shame, as being unwilling to learn.
無知であることはそれほど恥ではない。学ぼうとしないことこそが、真の恥である
さあ、皆さん、私に何か質問はありませんか? もしなければ、いいね と チャンネル登録 をお願いします。
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ちなみに、これらの格言はベンジャミン・フランクリンの『貧しきリチャードの暦』からの引用です。
「"以前CSMにいたことがある"と"他の人のアイデアも聞いてみる"という以外、ゲームに関する記述がない。ゲームの仕組みや現状について何を知っているのか話してもらえると助かる。」
「CSM に在籍している間、彼はプレイヤーとコミュニケーションを取っています。CSM ミーティングには、プレイヤーからのアイデアがぎっしり詰まったノートを持って出席します。彼は文字通り、プレイヤーの代表者として行動します。プレイヤーからのフィードバックを CCP に提出し、ミーティング後には定期的にビデオを撮影して、機密保持契約で保護されていない情報を私たちに教えてくれます。他の多くの CSM メンバーや候補者とは異なり、彼には独自のアジェンダはありません。ハイセクのプレイヤーが選出できる唯一の CSM メンバーであることが多いのです。」
(スレッドの以上のやり取りに対して)
ああ、そこにいたんですね。いなくなったかと心配しました。雲に向かって八つ当たりするだけの、つまらない孤独な老人にでもなるところでした。
長年務めてきたことの良い点は、いくつかは機密保持契約の期限が切れて話ができることです。残念なのは、それらは遠い昔のことなので、埃をかぶった思い出になっていることです。
例えば? バウヘッド(Bowhead)です。あれはフォーラムのアイデアで、私が推進して完成までこぎつけました。
でも、私がやっていることの多くはちょっとしたことです。マーケティング担当者が質問のために私を呼び出したり、新規プレイヤーの視点から NPE (*5) の詳細な分析をしたりすることもあります。
最近、チュートリアルにPvPの要素を取り入れる方法を模索しています。
でも、ありがとうございます。いつも私のスレッドを活発にしてくれるので、感謝しています。
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*5、NPE
→New Player Experience、新規プレイヤー体験。いわゆるチュートリアル。Eve Online では何度かチュートリアルに大幅な改変が加えられている。チュートリアル自体存在しなかった時期もあったようだ。
(翻訳者:Mireille Ayana)
(査読者:4bumar Sarain)