Zintage EnakaをCSM20へ

原文 Zintage Enaka for CSM20

皆さんこんにちは、私の名前はZintage。現在CSM19の評議員を務めており、CSM20でも続投するために立候補しました。私が取り上げたいのは主にヌルセキュリティ宙域、そして準主力艦/主力艦フリートのバランス調整に関する事柄です。

私の経歴はなるべく手短に済ませたいところですが、少々長くなります。まず、私が本格的にEVEをプレイしはじめたのは2015年のことです。当時の私は大規模ストラテジーゲームを扱うYouTuberを視聴していて、そのYouTuberがEVEでコーポレーションを設立しようとしたのがきっかけでした。私たちはハイセキュリティ宙域の傭兵グループと戦争になり、T3巡洋艦フリートを相手に200隻以上のフリゲートで立ち向かったりしました。戦争は数週間におよび、発起人のYouTuberは大組織を運営する負担に耐えきれずEVEをやめてしまいました。

残されたメンバーは自らをRabble Inc.というコープに再編し、Rabble Allianceというアライアンスも立ち上げました。Rabbleではあらゆる宙域で暮らしてみようと決め、みんなで色々なことに挑戦しました。モルデンヒースの衛星をめぐってロシア系勢力と戦い、C4ワームホールに入植し、ハイセキュリティ宙域でVE Universityと税関争奪戦を繰り広げ、Casino Warではデルヴとクエリアスに領土まで手に入れました。

最終的に私はRabbleを離れ、友人に誘われてGoonswarm Federation(GSF)に参加し、大規模フリートの指揮を執る方法を学びました。数年後、当時の所属コープがGSFを離脱してFreight Train Diplomacyというアライアンスを結成。私もコープと行動を共にし、しばらくのあいだベール・オブ・ザ・サイレントで暮らしましたが、World War Bee 2の1DQ1-A包囲戦が行われているときにGSFへ帰還しました。

私の専門分野は間違いなくヌルセキュリティ宙域ですが、あらゆる宙域で暮らした経験がありますから、他の宙域の人々が言いたいことも大体理解できます。知見がある分野を他にも挙げておくと…

  • フリートのドクトリン/装備
    私はGSFにおいてドクトリン作成チームを運営しています。CSM19では他の評議員とともに艦船バランス調整を強く求め、フェロックス海軍仕様ばかり使われている状況の改善を図りました。

  • 複数アカウントの同時操作
    私は日常的に10個以上のアカウントを使用しています。

  • 準主力艦/主力艦フリートの指揮
    最近は準主力艦フリートの指揮を控え、指揮官の席は他の人に譲っています。ただ、よく言われるように、元指揮官は兵卒としては厄介者になりがちです。なぜかって? 一線を退いたにもかかわらず、私のように現役指揮官に横から口出ししたがるからですよ :stuck_out_tongue:

CSM19ではドクトリンに多様性をもたらし、プレイヤースキルの重要性を復活させることを目指してきました。CSM20の選挙に立候補したのは、この取り組みを継続したいと考えたからです。

CSM19で掲げた公約は、私の提案がそのまま通ったわけではありませんが、多くが実際にゲーム内に導入されました。

アーマー防御とシールド防御のバランス調整

この問題は完全には解決していないと考えています。最近のリグの変更によってアーマー防御装備の速度が上昇した結果、アーマー防御は以前よりは現実的な選択肢になりました。ただ、まだゲーム内の戦術が変化しきっていないので何とも言えないところではありますが、個人的にはアーマーリペアのサイクル時間をもう少し短縮すべきだと思います。アーマー防御装備の秒あたり回復量が艦種を問わず増加すれば、アーマー防御はさらに有効な選択肢になるでしょう。

ドレッドノートのバランス調整

数年ぶりに大型主力艦/タイタンが本格的に強化されることになり、私の提案にかなり近い内容が議題として取り上げられました。昨年初めてCSM選挙に立候補したときは、大型主力艦/タイタンのバランス調整を本当に実現できるとは思っていなかったので、これは非常に嬉しい驚きでした。

しかし私は今でも、フェニックス海軍仕様のターゲットペインターボーナスは、別のボーナスに変えるべきだと考えています。ボーナス付きターゲットペインターを使用すると、ドレッドノート/タイタンといった味方主力艦のタレットまで準主力艦に直撃するようになり、過剰な威力を発揮してしまうからです。ターゲットペインターボーナスをもっと汎用性の高いボーナスに変えれば、艦載機母艦/大型艦載機母艦も僚艦として採用されやすくなり、主力艦の戦術や運用方法が現在よりバランスの取れたものになるはずです。

CSM20におけるバランス調整の主題 - 艦載機母艦

ここ数年、艦載機母艦は基本的に苦しい立場に置かれてきました。フリートを支援する役割を与えられていながら、コマンドバーストのボーナスは貧弱。テザーを受けられる環境なら数を揃えられれば強力ですが、40隻未満では大して役に立たない…といった調子です。これを踏まえて、私は次のように提案します。

  • 艦載機母艦はキャピタル・マイクロジャンプフィールドジェネレーターとコンジットジャンプを使用できるようになったことで、戦艦部隊のお供として活躍する可能性が拓けました。この新たな個性はもっと伸ばしてもいいのではないかと思います。
  • 艦載機母艦のターゲットロック範囲は縮小し、シタデルに居座ったままスターゲートまで戦闘機を飛ばすようなスカイネット戦術(※)は不可能にするべきです。ただし、他の艦船がロックできない300km以上の距離から戦闘に参加する能力を保つため、弱体化後もそれなりのロック範囲は必要でしょう。

(※)艦載機母艦をストラクチャのテザー範囲内に展開し、長大なロック範囲を活かして戦闘機だけ戦場に送りこむ戦い方。母艦を狙われても戦闘機を放棄することで速やかに安全を確保できる。

  • 艦載機母艦のコマンドバーストは、指揮型巡洋戦艦などの準主力艦が提供する最高クラスのコマンドバーストに匹敵する性能を持たせるべきです。
  • 艦載機母艦の戦い方が長距離戦ばかりにならないよう、このクラスでも装備できるバーストプロジェクター(大型艦載機母艦のモジュールの派生版)を追加するのが良いと思います。

私のDisocrdのIDはzintageenakaです。どんな用件でも結構ですから、DMで気軽に話しかけてください。バグでお困りであれば、バグレポート作成時に発行されるEBRナンバーを教えてください。あなたの力になれるかもしれません。

(翻訳者: Walter Islands)