CSM 17th候補者 Alasker

原文 Alasker For CSM17

以下和訳


私はAlasker。Esports PetoniaとWar and WormholeのCEOだ。

2009年にセレニティ(訳注:中国用サーバー)でEVEを始めて、2017年以降はトランキリティで新たにEVEを体験するために情熱と時間を捧げてきた。私のEVE生活のほとんどは、ワームホールPvPプレイヤーとしてのものだ。

2018年に初の中国系ワームホールアライアンス「War and Wormhole」を設立し、2019年には小規模戦闘とアライアンストーナメントのための別のアライアンス「Esports Petonia」を設立した。去年はCCP Auroraと協力し、豪州/中国タイムゾーンのプレイヤーにトーナメントの雰囲気や魅力を感じてもらうために、Summer Tournamentを開催した。今の私には、新興中国系ヌルセクアライアンス「Dracarys.」の筆頭フリートコマンダーとしての別の肩書もある。

このゲームのPvPコンテンツのほとんど100%を経験してきたから、私のEVEに対する意見については多くのEVEプレイヤーに賛同してもらえると信じている。

ワームホールプレイヤーとして:

ワームホール領域は比較的小規模~中規模の集団が住む面白い空間だ。セキュリティステータス-1.0はハイリスクハイリターンを意味する。とはいえ、最近はブルールート(訳注:ワームホール内に出現するスリーパードローンがドロップする戦利品。高クラスのものは高額で売れる)にしか興味がないプレイヤーが増えている。K162(訳注:別のワームホール空間からそこへ繋げられたワームホール)からの侵入者にタックルされるリスクを回避する方法が広く知られるようになったので、この空間でラッティングするプレイヤーが増えたのだろう。

ワームホール領域で戦闘コンテンツを作り出すには、普通は何かしらのトリガーが必要だ。かつてはラッティングする戦艦の集団や攻城艦を捕まえれば戦闘に発展したものだが、今は(MJD使用や船を1隻放棄するなどして)サイトから離脱してドックインすることが簡単にできるようになった。その結果、そのワームホールからの強制退去を企図することが、ワームホール領域で連続した戦闘を始めるための唯一のトリガーになってしまった。強制退去が悪いことだとは言っていない。しかしそれは、中小規模の集団がワームホール領域で暮らし始めるには良いことではない。ほとんどのワームホールアライアンスは、事故なく強制退去を完遂するために完璧なホールコントロール(訳注:そのワームホール空間からの出入りを制御下に置き、敵対勢力の増援を遮断すること)を望む。これはワームホールのフリートコマンダーの判断としては当たり前のことだ。しかし、これでは強制退去は違った形のラッティングの一種でしかない。私のアライアンスも何度か強制退去を仕掛けてきたが、最近はそれを仕掛けるふりをするだけだ。

そのため、ワームホール領域では仕様を変えることでより簡単にコンテンツを作り出せると思う。例えば、クラス5とクラス6の戦闘サイトでは最後の敵NPCを全滅させるまで船のワープを封じる、などだ。

小規模戦闘プレイヤーとして:

ソロ/小規模戦闘プレイヤーの中には、私と私のチームを知っている人もいるはずだ。F1 Monkey. (Esports Petopia内のコープ)には最も優れた中国系PvPプレイヤーが集まっている。

私達がPvPを始めたばかりの頃、私達がうんざりしていたのは敵側に電子戦巡洋艦が2隻もいたときだ。2年目にはジャガーなど十数隻の小型タックラー。そして今は襲撃型戦艦の存在が、多くのソロ/小規模戦闘プレイヤーをこのゲームから離れさせている。私のチームはというと、Jayne Hobb、MCMC、Zigeng、Chess Playerなど有名なプレイヤーが今回のバージョンアップで休止状態になってしまった。

ソロでの戦闘は今や「ミッション・インポッシブル」のようなものだ。バガボンドやヴェドマクを使ってソロキルを得ることはもしかしたらできるかもしれないが、それができるかどうかは相手次第だ。もし彼らがヴァーガーやパラディンでアンドックしてきたなら、次のフィラメントを使うか、ホームに帰るだけだ。

相手を圧倒するのではなく、近しい戦力での戦いをしてくれるプレイヤーには心から敬意を表する。とはいえ、PvP環境はどんどん悪くなってきていると言わざるを得ない。プレイヤーからの提案を集め、バージョンアップについて提案していけたらと思う。

フリートコマンダーとして:

私はワームホール空間ではいくつもの異なるドクトリンのフリートを用いている。それはナイトホーク、ナイトメア、ゼレット、レギオン、ギラなどだ。しかし、Dracarys.でフリートコマンダーを始めたときに気づいたことは、多くのヌルセクアライアンスでは戦い方が制限されているということだ。Dracarys.とFIRE FOX.との間で戦闘になったとき、そこには3種類の巡洋艦しか存在しなかった。ムニン、イーグル、そしてケルベロスだ。Pandemic Hordeのエリートグループはパラディンとエオスを、Initiative.は海軍仕様アポカリプスを使っているが、ほとんどのヌルセキュリティ勢力はそれほど多くの選択肢を持っていない。

現在の強襲型巡洋艦は安すぎる。100隻の強襲型巡洋艦フリートを使って40隻の戦艦フリートと戦い、10~15隻のナイトメアを沈めたなら、彼我の損害比では勝っているだろう。これがほとんどのフリートコマンダーに強襲型巡洋艦を選択させ、大規模アライアンスだけがリッチなドクトリンを使用する権利を持つ理由だ。異なるプレイスタイルを望むプレイヤーは、もともと所属していたコープを脱退し大規模アライアンスに加入しなければならないだろう。艦船の機能のバランスと価格については、検証され、改善されるべきだ。

トーナメントプレイヤーとして:

私が初めてチームを率いてトーナメントに参加したのは、2年前のアライアンスオープンだ。3日間徹夜して、7-8位に入賞することが出来た。現在は(多くの古いチームメイトが休止状態なので)新しいチームでAngerGames5に向けて準備をしている。トーナメントが欧州タイムゾーンで開催されるので、私達にとっては適切な練習試合相手を探すのは難しい。そしてタイムゾーンが一つに限定されていることが、多くのパイロットがトーナメント参加を諦める理由になっている。私は豪州タイムゾーンでトーナメントを開催した経験がある。そしてトーナメントが多くのPvPプレイヤーに情熱をもたらす1つの手段になると信じている。現在のゲーム業界でテーマになっているのはランキングとマッチングだ。私は、CCPが通常の競技(艦船制限のある月例トーナメントのようなもの)をEVEに組み込めるのではないかと考えている。昨年7月に上海、蘇州、杭州で行われ、私も審判として参加した2v2セレニティプルービンググラウンドの試合は、異なるルールで毎月定期的にトーナメントを開催できる可能性を示した。毎月開催される大規模な「プルービンググラウンド」なら、PvP好きが集まってくるかもしれない。

私に投票するべき理由

中国その他アジア圏のプレイヤーのため:

私は中国版EVEフォーラムtiebaの管理人で、これは新人教育、EVE情報共有、大会開催などに多大な貢献をしている。私がPvPプレイヤーであり、コンテンツにのみ集中し、政治的な問題には無関心であることは、多くの人が知っているはずだ。私自身はというと、アジアのさまざまな国や地域の有名プレイヤーを知っていて、日本語と韓国語も勉強している。あなたの意見を聞かせてほしい。

ワームホールプレイヤーのため:

ワームホールプレイヤーがCSMの席を得ることはめったにない。ワームホールはかつて私たちにとって楽園だったが、今はここで楽しむことは簡単ではない。ワームホールプレイヤーのために声を上げてほしい。私はWHCFC(訳注:HardKnocksとLazerhawksを中心としたコアリション)の一員でもある中国系最大のワームホール集団と、クラス2からクラス5及びヌルセキュリティのローミングを行うワームホールコーポレーションであるF1 Monkeyを率いている。だから、ワームホールを総合的に活用するプレイヤーとローミングに利用するプレイヤー両方の必要としているものが理解できる。

コンテンツクリエイターとPvPプレイヤーのため:

私は中国系コミュニティの中でトップクラスのコンテンツクリエイターだと自負している。(ソロ/小規模/大規模を問わず)如何にして戦闘を引き起こすか心得ていて、このゲームを遊ぶのに十分な時間があった今年の3月には、140回ものローミングを実施して、zkillboardで2位にランクインした。

様々な規模のPvP環境について精通していて、特に中小アライアンスのPvPに対するジレンマも、なぜ現環境でトラッキングコンピューターとセンサーブースターを増やしたアフターバーナー装備の船が好まれるのかも、なぜ多くのローミングチームがいなくなったのかも、よく分かる。私はCCPがこの状況を改善するのを助けたい。私に投票してほしい。

トーナメント愛好家のため:

私はアライアンストーナメントの熱狂的なファン、もちろん参加もしている。トランキリティとセレニティの双方において、トーナメントのプレイヤー、審判、ルールメーカーそしてストリーマーとして携わるプレイヤーなど私くらいのものだろう。

トーナメントは、心に嵐を巻き起こし、好きなようにプレイできるフェアな戦いの場を与えてくれる。トーナメントがどのように開催され、スタッフがどれだけの仕事をしなければならないか、キャプテンやチームメイトがどのように協力し練習しているか、多くのプレイヤーがこのような試合をより頻繁にできることを期待しているか、よく分かっている。オープンワールドに関する提案だけでなく、アリーナに関する有益な提案もできる存在になる。

ここまで読んでくれてありがとう!もし私と同じ意見を持っていて私を信頼してくれるなら、ぜひ私に投票してほしい!

もし何か質問や話したいことがあれば、ゲーム内でコンタクトするか、このスレッドに返信してほしい。よろしく!


翻訳者 : Osat Bartlett
査読者 : Muraku Butler

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