原文:Seddow for CSM 19 - Putting Ships and Opportunity in Space
訳者注:候補者本人の主張や意味が伝わるようにするため、固有名詞を一定数排除し、意訳を行っております
このCSMキャンペーンの投稿する前に明確にしておきたいことがあります。CSMについて誤解しているプレイヤーが多いと思います。CSMは開発者ではありません。
CSMはプレイヤーの声を代表する存在です。
CCPは様々なプレイスタイルの視点、現在のメカニズム、潜在的な変更についてのみCSMのフィードバックを求めています。
CSMがゲームとコミュニティに付加価値をもたらす最も効果的な存在となるには、ゲームの1つまたは複数の分野での経験があり、コミュニティ内で良好なつながりをもっている必要があります。
NDAに違反することなく、他のコミュニティメンバーに対して彼らが経験していない、または十分に理解していない可能性のあるゲームメカニズムやプレイスタイル、それらの問題点について説明、質疑応答ができる必要があります。
私の目標はプレイヤーベース全体でのパイプ役になることであり、私が選出された場合、その目標を目指して活動していきたいと思います。
自己紹介:
私の名前はSeddow。Outback Steakhouse of PancakesのCEOであり、Deepwater Hooligansのアライアンスリーダーシップの一員です。以前はDread Bomb.のアライアンス代表であり、Legacy Coalition※1のリーダーシップチームのメンバーでした。
ニューエデン中の複数の艦隊で何千人ものパイロットと戦い、戦場を造り上げ、指揮してきました。
アライアンスおよびコアリションレベルでの兵站や輸送※2に対処し、数千人のプレイヤーを管理し、治安維持、マーケットPvP、各種問題の仲裁など様々な問題への対処を行いました。
Dread Bomb.ではゼロからのアライアンス立ち上げに成功し、小規模から中規模の組織の苦労も経験し理解しています。
ゲーム内のアライアンスリーダーシップの殆どあるいは全員が折衝や調整業務※3、裏での会話や雑談、ゲームをどうしたら楽しくできるかでの議論をした中で私のことを知っているでしょう。
私には幅広い人脈と繋がりがあり、現在のアライアンスではポクヴェンに深く関わっていたり、既知の宇宙※4のあらゆる場所で経験を積んできました(ワームホールでの経験が浅いことは認めます)
このゲームを10年間プレイしていますが、一度もやめたことがありません。EVE Onlineほど私を魅了したゲームは他になく、今後10年間もプレイできるゲームになることを目指しています。
私のゲームについての考えの要約
私は船をより頻繁に宙域に出すことを奨励することでより健全なゲームエコシステムを構築できるということを強く支持しています。
これにより、プレイヤーはお金を稼ぎ、お互いを撃ち合い、他のプレイヤーと交流する機会が得られます。
最近友人と話し合ったようにEVEには現在3種類の主要なグループプレイスタイル※5があると思います。
帝国建設者……数の優位性をもって戦い、領域に定住します。プレイヤーたちが来て住むための家をつくったり、多くのインフラを整備して大規模コミュニティを構築します。
レイダー/ローマ……宇宙を占領したりすることはありませんが、宇宙で狩りを行ったり混乱をもたらします。敵対的なインフラを破壊することに重点を置くことはなく、タイマーなども特にないため必要に応じて気ままに活動することができます
傭兵/コンカラー……中規模から大規模の艦隊戦で宇宙を燃やし尽くし、敵に対してエスカレーションできるだけの強さを持ちますが必ずしも数の優位性があるわけではありません。数で機動力を発揮し、ローセクやNPCヌルセクから出ることに焦点を当ててます。獲得した領土などは帝国建設者のようにインフラや居住地を整える使い方をするのではなく、数の優位性によって負けるまでリソースとして活用されます。
もちろん、これらのプレイスタイルは固定化されておらず互いに混ざり合ったり混ざったりしますが、それがこのゲームの美しさです。これは好きなように好きなだけ上手にも下手にでもできるサンドボックスです。
EVEにはこれらのプレイスタイルがある程度均等にバランスが取れているときに最高の瞬間があります。スカイフック実装時の最初のリリースではレイダーに大きく有利でしたが最新のパッチでは帝国建設者に大きく傾いています。レイダー/ローマーのプレイスタイルには素晴らしいものの、帝国建設者がスカイフックを守るのではなく自ら盗むことを強いる「グランド・セフト・インフラストラクチャ」※6というコンテンツアベニューとレイダーにとって時間とリスクに見合わない現状とのバランスを認識しています。パイロットが互いの収入を奪ったり守ったりするために船を危険に晒すよう動機づけられるようなバランスの取れた機会がもっと必要です。
CCPが最初に新SOVシステムの変更を発表したとき、コンステレーション内にあるすべてのシステムにサイノジャマーがサポートできるわけではないと見えた時、※7私は大喜びしました。戦略的資産を計画し、セキュリティと収入のバランスをとる影響力のある決定によってスペースを意味あるものにすることは素晴らしいアイディアでした。残念なことに変更がリリースされた時、我々はそれらを詳しく調査し、ヌルブロックのリーダーたちと議論した結果、それらの変更が充分に劇的ではないことが明らかになりました。
その結果の人は戦力投射が依然として非常に強力であり、主要なグループが通路を提供するためだけに完全に空のスペースの広大な領域を効果的に制御することを奨励していることです。
これにより、代わりに小規模グループの本拠地になる可能性がある領土や地域を圧迫しています。ForzzieSOV※8の残骸はその攻撃可能時間の仕組みとタイマー構造と相まって攻撃するには圧倒的で、ヌルセクの大部分を無人のゴーストタウンにしています。効果的に帝国を築くためには投影が必要ですが投影には小規模グループの成長を促し、許可するためにバランスがとれていなければなりません。
ローセクエリア(私の現在の居住地)では、宇宙は今なお無法地帯のままです。
真のローセクグループの戦闘はブロールとエスカレーションに重点を置いています。キャピタルがヌルセクよりも多く使用され(they need more nullsec opportunity未訳:どちらを指してるか判断不可)、パッシブムーン※9が返ってきたことでこれらのグループが戦闘するためのキッカケが増えました。ローセクでは大規模なドレッド戦から5~15の国家間戦争、ソロPvPまで争うためのアイテムやキッカケがよりもっと多く必要です。国家間戦争は一貫して争いをするのではなく、大量にファームをするものになっています。
修正が必要な現在のAWOXingのメカニズム問題があります。
海賊国家間戦争もザルザクもこれらのエリアに永続的な投資をする価値があるパイロットとって価値があるものにするためにはいくつかの調整が必要です。ゲーム経済がより良い状態であればこの宇宙エリアで大規模な戦闘が行われるでしょう(詳細は以下を参照)
ポクヴェンエリアはこの三年間で大きく変化しました。人々はこの地域で最小化/最大化しており、創造性はほとんど残っていません。
私はこの人々がもっと外に出て活動するように大改革したいファンです。この地域には驚くべき可能性があり、MER※10で最も破壊的な地域の一つ、あるいはもっとも破壊的な地域の一つとして繰り返しその可能性を示してきました。
フラッシュポイント※11は確かに収入を減らす必要はありますが、変更後のポクヴェンがパイロットを引き付けるためには収入を減らすことがあまりに劇的なものであってはなりません。そのフラッシュポイントがそれぞれ異なるタイプのEWARと武器システムをもつ、アマーだけではなく様々な種類のNPCを出現させるのもの好きです。こうすると、サイトが全く同じではくなり、出現するNPCに応じて対応をできなくいけなくなります。
ポスト希少経済は健全な状態に戻り始めていますが、まだそこまでには至ってません。スーパーとタイタンは使用を正当化するためには未だにコストが高すぎるため 強化またはコスト削減が必要です(私が知る限り、実際にそれらを作っている人はいません)。
タイタンのEHPは低すぎ、FAXは現在のメタではキャピタル同士の戦闘では弱すぎます。海軍ドレッドノートは若干のコスト削減が必要です。新しいコンジット能力をもつキャリアは経済的にいい状態ですが、ダメージとアプリケーション※12に強化が必要です。戦艦がまだ少し高価で、価格を下げることで健全な状態になる可能性があります。ISK注入に関してはザルザク付近で実験していたCCPのPvEグループのファンです。
それらは健全で、パイロットが他のパイロットとプレイして襲撃可能な船を宇宙に出すいい方法だと思いますが、もっと分散させる必要があります。CRABビーコンはハンティング可能な重いターゲットを宇宙に出し続けるために調整が必要です。この理由からも、より多くのキャピタルNPCサイトが出現する必要があります。
外にも実現したいアイデアは色々とあります。この場で取り上げておきたいものは、以下の改革案です。
・HICSにサイノシュラルフィールド発生装置※13を搭載出来るようにする。
・NSAを上方修正し、キャリアの使い道をコンジット・ジャンプ※14だけでなく、戦闘でも活用出来るようにする。
・船がコンジット・ジャンプから離脱できるようにする。
・ゲームを終了した後も、プローブ・スキャンを残存させる。※15
・Edencomとトリグラヴィアンの船をさらに拡張する。
・クローク中も、インターディクション無効モジュールを起動できるようにする。
・ポインターを照射されている間は、アンシブレックス・ゲートをくぐれないようにする。
・Metenoxタイマーを拡張することで、異なるタイムゾーンのプレイヤー同士の戦闘を促す(この問題はデリケートです)※16
・FAXに上方修正を与えるか、特別なリグを実装することで、キャピタル艦同士の戦闘においてFAXを再び有用にする。
・フラグメントを起動させると、フリートの中の特定スクアッドのみが飛ばされるように変更する。現在のままでは、新たなフリートを作り直さなければなりません。また、フィラメントの強度も修正が必要です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。私がEVEで実現したいヴィジョンをお伝えできていれば幸いです。私の強みは、このゲームで作り上げた人脈と経験です。私なら、皆さんの代弁者として、CCPに声を届けることができると信じています。
私のディスコードアカウントは、皆さんのために、いつでもオープンにしてあります。DMはSeddow宛まで。
補足として、皆さんに伝えておきたいこと:
・保険金制度は、今のところ、あまり健全/良好な状態ではありません。特にキャピタル艦について顕著です。撃墜された船を100%補償しろとは言いませんが、せめて15%以上の払い戻しはあるべきでしょう。より合理的/持続可能な値に増やせば、より多くのグループがドレッドノート(特にT1)を使えるようになり、より多くの戦闘の機会が生まれ、多額のISKが注ぎ込まれるでしょう。そもそもCCPが、なぜこれほど保険金の払い戻しを引き下げたのか、ぜひとも知りたいです。私はこのことは貧困と関わりがあるのではと想像しています。
※1 Legacy CoalitionとはTEST Alliance Please Ignoreを中心としたかつての大勢力のうちの一つと呼ばれたアライアンス連合体(コアリション)のこと。現在はこのコアリションは消滅している。
※2 原文ではLogisticsと一言で表現しているが、この人の示すのは輸送を直接行うのではなく物資手配や兵站管理を行う側のロジスティクス
※3 英語ではCoordinateと呼ばれる戦場をつくるための調整や折衝や軍事系でいう参謀本部に近い役割をする人々。日本語では適切に表現できる単語がないためこの言い方にしています。
※4 ワームホールを除く帝国領、ザルザク、ポクヴェン、NPCヌル、プレイヤー領土を含めたニューエデンの宙域をさす。
※5 分類区分の説明を原文にあわせています
※6 現在のスカイフックの仕様では中身を取り出すのに管理側たち自らが泥棒をする必要があるためこう呼ばれる
※7 実装案が出た当時、サイノジャマーを設置できないシステムが存在していた。これはセキュリティホールと呼ばれ、侵略側にとって今まで問題だった、防衛側が強すぎる状況への突破口になることが期待されていた。
※8 現在の領土戦システムのこと。ここで示す言い方は現在移行作業が行われてる新たなSOVシステムと区別してこのように表現している
※9 かつて月資源はPOSと呼ばれるコントロールタワーとそれに付随する構造物によって自動収集されていた。経済アップデートなどの一環により自動収集は長いことゲーム内から削除されていたが、メテオノックス実装により自動収集が復活した
※10 月例経済報告。EVEではCCPより毎月リリースされている。
※11 PvEサイトであるObservatory Flashpointのこと。
※12 対応能力やユーティリティ、汎用性や役割などあらゆる言葉で表現される言い方をアプリケーションと表現していると思われる。
※13 キャピタルなどのジャンプドライブ搭載した船たちを呼び寄せて移動するのに必要なものモジュール。通称サイノ
※14 周囲の船をまとめてジャンプドライブで同時に移動できる機能。
※15 システムを移動したり、ログオフ時にプローブがリンク状態のままだと自動で収納される機能のことを指してると思われる。
※16 メテオノックスのタイマーはアンシブレックスたちと基本的には同じ仕組みだがメテオノックス独自の仕様のため、通常よりも議論がややこしくなっていることを指している